Korg - iMS20

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  • MS-20は1978年に発売され当時、アナログモジューラーシンセサイザーを手軽に持ち運べるものにさせた事によって、シンセサイザーエンジニア界の先頭を切っていた。成功によって繁栄したMS-20であるが、80年代初期のデジダル系商品の出現でマーケットから外れてしまった。しかしながら近年では、MS-20の持つアナログ復興ブームなのか、中古系マーケットで1200〜1800ドルという高額な値段で売買されている。2004年にKorgは、ミニチュアMS-20版レプリカで、バーチャル上対象物をコントロールできるMS-20icを含むLegacy Collectionを発売した。2011年に入り、KorgはAppleのIPad専用の新商品iMS20をリリースした。これは、オリジナル商品MS-20icとは違い、MS-20の特徴を全て追求したひと作品と言える。 iMS-20は実はKorgにとってIOSでベロプメント分野での商品第二弾だ。一番最初に発表したものは、Electribeシリーズのサンプラーで、こちらは成功を収めた。今回のiMS-20は、MS-20の機能性をそっくりそのまま受け継いだだけではない。期待を超えた機能を搭載している。メロディックシークエンサー、6つに及ぶドラムシークエンサー、エフェクトとマスターエフェクトを兼ね揃えた7つのチャンネルミキサーを元々の機能に加えて搭載されているのだ。Korgは更にパラメーターと整頓するX-YパッドそしてKaossliatoreハードウェアーユニットのようなメロディーを弾けるような機能も加えている。 左側にコントロールパネル、右にパッチパネル、そして下の部分には37階のキーボードが設置されており、MS-20の改訂版といえる。一見わからないけれども、注目してもらいたいフィーチャーがパネルまたはパッチパネル上のKorgロゴをダブルタップすることで、画面がズームするところである。パッチパネルによって選択できるトリックをはじめ、全ての機能が実際のものであるようだ。 もしバーチャル画面に目が眩んでしまったら、youtubeなどにもとても便利な紹介ビデオがあるので、チェックしていただきたい。 メインシンセスクリーンを下げると、iMS-20でKorgが搭載した新しいフィーチャーにお目見えするだろう。KorgのSQ-10をベースに作られたアナログシークエンサーだ。16段階にも及ぶ音を調整できるノブがアナログシークエンサーには搭載されている。iMS-20を使って、音の選択、長さ、ボリューム、音符の長さなどを調整できる。シークエンサーによる音の選択肢の可能性は無限で、これ一つで、様々な事ができることに驚かされるだろう。 Korgが最新版や改訂版を作らなかったとしても、是非購入していただきたい一品だ。ドラムモードでは6つものMS-20が使用できるが、関連のシークエンサーによって調整できるパラメーターセット、ノブが少ない、といった欠点がこのドラムシンセにはある。6つのドラムパートの一つを編集するとiMS-20では自分が変更した箇所を聴かせるために、4分の1拍子をループングしてしまうこともある。このような箇所がオプションとして設定できればいいと個人的に思っている。 一度自分の戸をプログラミングしてしまえば、曲のパターンをアレンジする事も出来るし、パターンシークエンサーによって、256パターンを曲を作るために配列してくれる。それ以後は、リアルタイムで、パフォーマンスを録音したり、曲やパターンを個々にオーディオファイルとしてエキスポートできる。出来上がった作品は直接iMS-20内からSoundCloudへ直接アップローでもできるのだ。 Apple Camera Connection Kitより接続可能なCoreMIDIデバイをサポートするための1.1アップデートをリリースし、KorgはiMS-20の機能の改善も継続していく予定だ。MIDI CCによってほとんど全てのノブが調整可能となり、シンセと6つのドラムパッドもバラバラのMIDIチャンネル上の音で引きあげることができる。このアップグレードと、Core Audioよりオーディオインターフェースのサポートが既にiMS-20によってできることは注目するべき事だ。iMS-20のようなパワフルなiOSオーディオアプリにとって、AlesisやStudioDockが進化していることは、興味深い話と言っていい。 iMS20が是非購入していただきたい商品だというのがお分かりいただけただろう。16$という特価期間も1月の31日に切れてします。前述したようにドラムパッチエディットに癖がある事と、MIDI clockのサポートが充分ではないなどという細かいと部分に気になる点がある。iPadを持つミュージシャンにとってiMS20は本物のソフトウェアーに近い、また便利な様々な機能がついている製品と言える。