Olin & Savile - Thanks, Karl

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  • Olin & Savileは、シカゴのSmart Barでレジデントを務めている。多くのソロ作品に加え、2人は既にコラボレーション作品もリリースしており、Savile & Olin名義でリリースされたEP「Horizon」では、豊かなR&B性と若干のソウルを感じさせる素晴らしいディープハウスが披露されていた。一方、Smart Barに勤める素敵な巨漢バウンサーKarlへのオマージュとなっている本作「Thanks, Karl」は、ジャジーな方向性に進んでいる。"Thanks, Karl"では「Horizon」のように魅力的なボーカルに焦点を当てつつ、いなたいリードギターのリフレインに加えて、ゆったりとしたキーボードと唸るベースを用いている。 さらに2人は、互いに異なるバージョンも提供している。Savileのヴァージョンは、原曲に近い場所に落ち着いており、トラックを柔らかなダビーサウンドで包み込み、しばらくすると、大きく膨れ上がる低域を靄の中から浮かび上がらせている。Olinのバージョンは、原曲と似ている要素は少なく、テクノ寄りの鋭いパーカッションを基調として、太陽で焼け付いたような弾けるシンセを加えることでバランスを取っている。「Thanks, Karl」は、様々な角度から聴いていくことのできる心地よいEPだ。しかし、「Horizon」での湧き立つ喜びと比べると、少し物足りなさが残る。
  • Tracklist
      A1 Thanks, Karl A2 Thanks, Karl (Savile Version) B1 Thanks, Karl (Olin Version)