Headcore - Headcore EP

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  • DJ Gregoryの音楽をリリースするフランスのハウス・レーベルLazare Hoche Recordsは、今回も熱狂的なアプローチを続けている。2013年にPoint G名義でApolloniaから再発された重要作"Underwater"(英語サイト)は、これ以上無いほどの仕上がりだったが、Headcore名義でレコーディングされた今回の肉体的なEPはラフなドラム・トラックを収録しており、同様にスポットライトを再び当てる価値のある作品だ。 リード・トラック"In & Out"はI:Cubeなど多くのアーティストのホーム・レーベルであるVersatileから1998年に登場していた曲だが、本作では全速力でオープニングを切り出し、そのスピードを維持したまま突き進んでいる。バネが付いたようなキック、ゴツゴツしたシンセ、そして荒い息遣いが超活動的なエンターテイメントを提供している。GregoryはKenny Dopeが作るリズム・トラックのファンだが、同様のざらついたヒップホップの影響下にあるサウンドが"Cage"とその付随トラック"Cage Beat"に表れている。激しく揺れ動くベースラインとまだらに散らしたスネア、そしてピアノが加えられるトラックは"In & Out"に比べると使い捨て感があるが、ツールとして機能することだろう。むしろ面白いのが"Down"だ。このトラックは"Cage"のDNAを約95%引き継いでいるにも関わらず、そこへ大胆にもサイファイ的なコードと数小節ごとに少し引きつったキックを織り込むことでクリエイティブな多様性を与えている。GregoryはこれまでPoint G名義の新作をいくつかアナウンスしてきているが、彼のバック・カタログにはいまだに金塊が眠っているようだ。そしてそれは時間を超えたクオリティの証ということでもある。
  • Tracklist
      A1 In & Out A2 Cage Beat B1 Cage B2 Down