RADIQ - Vida Noir Remixes

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  • 映画、コンテンポラリー・ダンスを含め、近年、ますます精力的に活動を展開しているYoshihiro Hannoによる肉体的なグルーヴにフォーカスしたプロジェクトRADIQ。先のアルバム『Vida Noir』では、音楽に対する真摯な姿勢が高度の熱気となって1つ1つのサウンドに落とし込まれ、各素材が有機的に繋がり合うことで生まれるグルーヴは確固たる個となり聞く者を圧倒するエネルギーを内包していたが、それは今回のEPにも当てはまり、三者のリミキサーによって三様に収められた熱量に鷲掴まれる。 レコードに針を落とした瞬間に何よりもダイレクトに伝わってくるのが、重低域の豊かさだ。RADIQとの共同プロジェクトDartriixの作品も今冬に控えているFumiya Tanakaによる"Vida Noir"のリミックスでは、オリジナル・バージョンに比べ、低域部と重低域部の2層でうごめくベースの密度が増しており、グルーヴの緊張感が一切途切れることの無い10分間の濃厚な体験を提供している。そして元素材のサウンド処理に"らしさ"が表れているのがAkiko Kiyamaが担当した"Rondo"だ。坦々としたリズムに張り付けられる要素やフレーズによって浮き上がってくる柔らかなフロウには、最近の彼女の音楽性が如実に反映されている。『rhythm variation 06』以降のシンプリシティを突き詰めていく方向性を"Calling"に持ち込んだAOKI takamasaは、素材そのものの鳴りが持つ粗暴な魅力をワイルドに打ち出している。キックのアタック1つでこんなにも存在感が出るのには驚愕の一言に尽きる。 各々の活動から得た知識/経験をレーベルというハブを介してまとめ上げたのが本作であるとするならば、それは設立当初からop.discが標榜している姿勢の表れだと言えるのではないだろうか。
  • Tracklist
      A Vida Noir (Fumiya Tanaka Remix) B1 Rondo (Akiko Kiyama Remix) B2 Calling (AOKI takamasa Remix)