DeWalta - Illumination

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  • 私の耳にはDewaltaことDavid Kochはミニマルなスペクトラムの中でもどんよりとしたことをやっている時が最も素晴らしく感じる。何年もの間、彼は数多くのジャンルの形を掻い摘まんできたが、2012年にVakantに提供した躍動するピークタイム・ハウス・アルバム『Haunt』のような気持ちのいいトラックのセレクションや自身のレーベルMeanderからのピアノを多用したトラックは、多様でありながら過剰感の無いカタログを作り上げるのに一役買ってきた。Kockの最新作となる6トラック入りの「Illumination」ではよりディープな質感を探求しており、結果これまでで最も完成度の高い作品の1つとなっている。 「Illumination」は二部構成となっており、10分間に渡ってシャッフルするトラック「Illuminated」で幕を開ける「Part I」のAサイドはアップビートな仕上がり。Bサイドはドラムがメインとなっており、ヘビーなベースを伴ったぐらつくトラック"Entangled"はGet PerlonizedやClub Der Visionaereのパーティー終盤にプレイされそうだ。トリッピーでいて激しく打ち付ける"Silhouette"は本作におけるベスト・トラックだろう。どんよりとしていながら、がっしりとしたブロークンビーツと埋め込まれたボーカルによってパンチが効いている。 「Part II」のスタートを切る"Savikalpa"も広大かつボトムがヘビーなトラックだ。はためくメロディが使われているが、巨大なローエンドが密度の濃い水中にいるかのようなバイブスを生んでいるし、ぐんぐんと迫ってくるパーカッションと揺らぐサウンドを用いた"Zero Point"も霧がかった空気を継続している。レトロなフィナーレを演出する"Luminary"もハイライトだ。このトラックのギラつく中域はアフターアワーズでのプレイを待ち望んでいるかのようだ。本作はミニマル・ハウス界で最もハードに活動している1人から届けられた素晴らしいリリースだ。
  • Tracklist
      A1 Illuminated B1 Entangled B2 Silhouette C1 Savikalpa D1 Zero-Point-Energy D2 Luminary
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