C.P.I. - El Túnel / Proceso

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  • C.P.I.は、長きに渡ってHivern Discsを運営するMarc Piñolと、ベルリンを拠点とするプロデューサーHugo Capablancaによる新プロジェクトだ。80年代のイギリス・エレクトロニカの実験音楽家、初期アシッド・ハウスを導入したアーティスト、ベルギーのニュー・ビートやインダストリアル・サウンドに対する共通の好みが、2人を結び付けているようだ。タイトル・トラック"El Túnel"は、適当に制作されたものではない。ひとたび、このトラックを聞くと、まとわりついてくるような作品で、後戻りが出来なくなってしまうだろう。15分間に渡るダークで躍進するテクノの世界へと踏み込むしかないのだ。うなりをあげるベースのアルペジオが全編に渡って絡み付いていく中、PiñolとCapablancaは、そこへClose Encountersスタイルのシンセのスケールと、幽霊のような声を注入している。この曲を"トラック"と呼ぶのは相応しくない。これは電子音楽における英雄譚だ。 "Proceso"は、"El Túnel"の半分の長さしかないが、それでも本作のおまけというわけでは決してない。震えるアシッド・サウンドと鼓動するニュー・ビートのリズムが、抑圧的でヒプノティックなループを作り上げていくところへ、張り裂けてしわがれた声とスローモー・ディスコのクラップを突き刺している。ケルンのプロデューサーBarntは、自身のキャリアを通じて、従来型の音楽に中指を立ててきた男だ。彼は"Proceso"にひねりを加えて、混沌としたアシッド・ディスコへと変化させており、頭の狂った21世紀版Giorgio Moroderが、ハンドクラップを連打しながらおもちゃのシンセを使っているかのようだ。本作を聞けばC.P.I.が作品をもっと聞きたくなってくるに違いない。
  • Tracklist
      A1 El Túnel B1 Proceso B2 Proceso (Barnt Remix)
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