Paul Woolford - Erotic Discourse Remixes

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  • Special Request名義や"Untitled"(英語サイト)以前に、"Erotic Discourse"というトラックが発表されているのを新世代のファンはご存知だろうか。Bobby Peru名義でリリースされたこのトラックによって、Paul Woolfordは一躍、ダンス・ミュージックにおける一流アーティストの仲間入りを果たしている。"Erotic Discourse"は、最近のWoolfordのサウンドとは異なるものだが、今でも聞くことの出来るラフな質感の音楽観と鋭いメロディは、このトラックでも健在だ。 特別、これといってアニバーサリーがあったり、記念となるようなものがあるわけではないのに、このトラックがリミックスとしてリリースされるのは若干、変な感じがするが、今回の場合、Woolfordのうなぎ上りの人気にあやかって、過去のヒット作を再び発表しようとしているように見える。KowtonとDense & Pikaのリミックスは共に、オリジナル・バージョンを異なる視点で捉えなおし、火花を散らすような特徴的な質感はそのままに、新たな枠組みを構築している。Dense & Pikaのリミックスの場合、従来通り、ゴジラのようにのしのしと歩を進めるキック・ドラムを加え、ブレイクではリフを狂喜させており、電気がショートしたワイヤーのようにバチバチとトラックを展開させている。Kowtonのリミックスは、既成の枠組みをはみ出ていくようなアプローチで、キックが取り除かれているような骨組みだけの構造がグライムのリズムへと散らばっていき、そのリズムがシンプルな低域サウンドと共に駆け抜けている。Dense & Pikaが伝統的に仕上げている一方で、Kowtonは大胆な変化を加えているが、どちらのリミックスも、クラシックなトラックをアップデートしたというだけに留まらないぶっ飛んだ内容となっている。
  • Tracklist
      01. Erotic Discourse (Dense & Pika Remix) 02. Erotic Discourse (Kowton Remix)