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WOMB ADVENTURE'13
Published
Dec 23, 2013
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Resident Advisor
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今回で6度目の開催となるWOMB ADVENTURE’13(以下WA’13)は、昨年同様にRICHIE HAWTIN率いるENTER.がメインフロアを担当した。正直なところ、ラインナップ発表時には、「またRICHIE HAWTINとENTER.か」という印象が強かった。それは、6年目にはどんな新しい冒険が待っているのだろうと、前回のWA’12が終わった瞬間からずっと期待に胸を膨らませてきた故である。毎年素晴らしい変化があるパーティーだからこそ、次回WA’13は今までよりさらにアッと驚くような大胆で新しい「なにか」を見せてくれるはずだ、と。しかし、再度のENTER.やWA’12とほぼ同様のフロア構成に対する第一印象は捨てきれず、「今年は昨年のループかもしれない。そこに飛躍はあるのだろうか。」と内心不安を抱きながら会場へ向かった。
エントランスでお馴染みのインスタレーションを潜り抜けると、足元に響く振動と音に反射的にテンションがアガる。昨年までの記憶がオーバーラップし、自分のモードが冒険仕様に切り替わっていく。ここまできたら、あとはもう、WA’13とENTER.を信じるしかない。今年もまた、冒険の第一歩を踏み出した。全体のフロア構成は4フロアから成り、2大メインフロアにRICHIE HAWTIN presents ENTER. AREA、block.fm AREAが、サブフロアにA|X ARMANI EXCHANGE AREA、Jagermeister AREAを構える。昨年から受け継がれた全フロア室内開催の形式は、快適なのは言うまでもないが、A|X ARMANI EXCHANGE AREA、Jagermeister AREAの配置が、会場を回りながらごく自然に各フロアを堪能できるよう人々の同線に合わせて位置替えされており、相変わらず細やかで的を得たアップデートが憎い。また、新設されたパウダールームや、どのエリアに居ても即座に行けるよう設置されたドリンクバーやトイレに関しては、他のイベントとは比較にならない充実度であり、WA’13の居心地の良さへの貢献は計り知れない。一番人の行き来があるRICHIE HAWTIN presents ENTER. AREA後方の屋外エリアには、SOL REPUBLICのヘッドフォンが当たるイベントスペースや、ENTER.のコンセプト「MUSIC. SAKE. TECHNOLOGY. EXPERIENCE.」を具現化するSAKE BARが置かれ、一休みするにも飽きることがない。SAKE BARにはRICHIE HAWTINをはじめ、出演アーティスト等が頻繁に顔を出し、クラウドと一緒に日本酒を飲み笑い合っていた。このような親近感溢れる交流が、一層アーティストのプレイとクラウドの盛り上がりの後押しに、つながっていたように感じる。一番気になっていた、昨年同様のフロア構成については、各フロアの音楽・演出の輪郭が非常にくっきりと浮き出ており、差別化という点では今までで一番だと感じた。その時々の気分に合わせてフロアを横断できるよう、明確な選択肢が用意されている分、余すことなく遊べ、深く楽しめた。 メインフロアのRICHIE HAWTIN presents ENTER. AREAでは昨年に続きHITOがオープニングを務め、神秘的かつダークな音で会場の雰囲気を下地作った。22時からは全フロア女性アーティストとなる唯一の時間であったが、RICHIE HAWTIN presents ENTER. AREAのBELLA SARRISはディープにフロアを温め、block.fm AREAのDJ YUMMYは昨年よりパワーアップした無条件に身体が動く音を放ち、A|X ARMANI EXCHANGE AREAのamiは明るく前向きな元気の出るプレイを披露した。さらに女性アーティストが続き、block.fm AREAではGAYLE SANが硬派でハードなプレイで沸かせ、A|X ARMANI EXCHANGE AREAのDJQPはセンスが光る統一感ある渋い音を展開し、今後も要注目の存在感を見せつけた。24時以降のblock.fm AREAは、DJ AKi+YUUKi MC、80KIDZ、GILDAS、SHINICHI OSAWA、☆Taku Takahashi、TAKERU JOHN OTOGURO等が特徴あるプレイでその都度フロアを塗り替え、ベースミュージックからエレクトロ~ハウスなど多様なサウンドを発信するフロアとして楽しませた。また、23時スタートのJagermeister AREAでは、YOSA、Fake Eyes Production、DJ PI-GE、SISI等が低重心で踊りたくなるような、骨太でグルーヴィーなハウスサウンドを展開し、温かな空間を作り上げた。
特筆すべきなのはA|X ARMANI EXCHANGE AREAのEDMに寄った音楽性だろう。EDMの流行に伴いWOMBでもパーティーが開催されているが、そのような新しい客層に配慮したキャッチーな音楽性を前面化したフロアはこれまでのWAにはない新しい試みだ。特にDEXPISTOLSのEDMを取り入れた音楽性の進化は、わたし的には飛躍としてアリだ。普段は好みのジャンルのパーティーにしか行かないが、こうして自分とは違うパーティーでWOMBと関わってきた様々な人が一同に会し混じり合う、そんな予測不能な出会いも冒険の醍醐味だ。前回の良さは残し、さらに改良し発展したWA’13は、パーティーとして申し分ないクオリティだ。しかし、もっと、子宮(womb)から震え、体幹からロックされ、脳幹から支配されるような、DNAに刻まれるほどの、最大級の体験がしたい。もっと、深く、未知の領域に飛び込んで、新しいものが見たい。純粋に、沸々とそういう体験欲が心底駆り立てられる。このパーティーは、やはり冒険の名にふさわしい。 RICHIE HAWTIN presents ENTER. AREAは、23時のJOSH WINKのクラウドを異世界に誘う、プログレッシヴで緻密に展開される冒頭の入りで雰囲気が一気に変わり、RECONDITEのライヴでは、薄暗い実験室のような怪しげな魅力と、ナチュラルでピュアな昂揚感がクセになった。PACO OSUNAはその対極で、展開、ビート全てにおいて力強く、クラウドをダンスへ向かわせる積極性にスイッチを入れ、リリースも好調なGAISERは安定のパーティーサウンドと遊び心溢れる音でフロアを掴んだ。トリを飾るRICHIE HAWTINは、エキサイティングで魔術的な音を、絶やさないグルーヴに絡ませて、フロアのみんなの我を忘れさせた。また、細やかで意味深なVJと、色彩豊かでとにかくよく動くライティングによる巧妙な演出で、一段深い意識のレイヤーを開眼させるような圧倒的な体験をさせてくれた。特に、ENTER.のセンターから見るフロアの演出は絶景で、人々のうねりが絡み合う光景はテクノロジーによる産物の域を超え、強烈な体験として刻まれた。事前に感じていた不安など、不要であった。WA’13においても
昨年感じた
ダイナミズム溢れる冒険ができ、また忘れられない体験として刻まれた。毎年ハードルが上がり続けるこのパーティーを、来年はどんな手段で超えてくるのか。今から楽しみで仕方ない。
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