Radio Slave - Tantakatan Remixes

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  • 本来このリミックス集は2008年にリリースされたRadio Slaveのクラブヒット・ツールのニュー・ミックスを2つ追加してまとめたものという位置づけなのだが、昨今世間を騒がせているNina Kravizばかりが目立つRekidsの現状にあっても、やはりそのレーベルボスであるRadio Slaveの存在を忘れてはならない。 暗闇の中から抜け出してきたかのようなMr Gによる"Nightwatch Dub"ヴァージョンはオリジナルの4/4ビートにさらに手数を増やし、テンポも速めてしなやかなバウンス感を持たせたダークなハウスに仕上がっている。Prins Thomasによる"Diskomiks"ヴァージョンは抑制されたエレガントさを持ち、レイジーな生ドラムがマーチっぽいムードを醸し出す冒頭からはじまって震えるようなキーボード・スタブ、グランド・ピアノの断片、煌めくようなフェンダー・ローズが絶妙に絡んでいく。スタブがより狂乱的なムードを増していくにつれ、つるつるとしたベースはより存在感を増していき、最後にはすべてのエレメントが無の空間へと消え去っていく。 こうしたニュー・リミックスに加え、Radio Slaveによるオリジナル・ミックスや既発表リミックスも今回再録されている。Rene Pawlowitzによる、暴動のごとき騒々しさを秘めた"Drunken Shed"はUKハードコア的な質感を発展させたものとなっており、Boolaによるリワークはダビーで泥沼のようなベースを持ち合わせている。Radio Slave自身が手掛けた別ヴァージョンはワイルドなパーティの喧噪のなかに投げ込まれたかのようでもあるのだが、オリジナルのロボット的な攻撃性をしっかりと際立たせている。きつくコンプレッションされた、ひび割れたドラムと深いリヴァーブに浸されたシンセ・スタブに導かれるこのトラックはやはり堂々たる存在感を示している。
  • Tracklist
      01. Tantakatan (Mr. G's Nightwatch Dub) 02. Tantakatan (Prins Thomas Diskomiks) 03. Tantakatan (Original Mix) 04. Tantakatan (The Drunken Shed Mix) 05. Tantakatan (Boola Remix) 06. Tantakatan (Radio Slave Suffa Groove Version)