South London Ordnance - Revolver

  • Share
  • South London Ordnanceの進歩はまさしく目覚ましいものだ。おそらく、彼の熟練したスムーズさとその洗練と優雅さが同居した液体的グルーヴこそがその秘訣なのだろうと個人的には推測しているのだが、そんな彼がHotflushのアーティスト・ラインナップに加わるという流れは実に自然なものに思えるし、最近とみにビッグルーム・ハウスへと傾倒しつつあるHotflushのレーベル・カラーという点から見てもすんなりと納得がいく。 両トラックともにじわじわと注意深く展開するこのEPは、レイヴで大爆発するタイプのトラックというよりはムードを高めるパーツのような機能を持ち合わせている。"Revolver"はこれまでのSLOのトラックの中でも出色の出来で、彼らしいファットなビーツが活気に満ちたバウンス感で動き回っている。それまでの作品に比べれば確かに派手さこそないものの、エンジン・ノイズのようなコードはかつてのテックステップのベースラインのようにステレオ空間を疾走している。これまでになく全体がハードな質感に仕上げられているが、ピアノ・ヒットと粋なベースラインはしっかりと攻撃性を保っている。Bサイドの"Transmission Funk"はさらにキャッチーな仕上がり。それぞれのパーツがカウンターのように機能し、フィルターがかったメロディの断片とリズムセクションが相まって、貪欲なピラニアの大群に囲まれたかのような威圧感を持ち合わせている。
  • Tracklist
      A Revolver B Transmission Funk