Daniel Avery - Water Jump

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  • ここ数年、Daniel Averyというプロデューサーはエレクトロニック・ミュージック界で最も話題を集めるひとりである。Andrew Weatherallにその才能を見出され、Erol AlkanのPhantasy Soundと契約、fabricからも今後ミックスがリリース予定なのだから、当然と言えば当然だ。これは決して根拠のないハイプではない。というのも、彼がPhantasy Soundからリリースするシングルはどれも素晴らしく、驚きに満ちた内容なのだから。ChloeやIvan Smaggheをイギリス流に仕立てたかのような、彼独特のサウンドは非常に高い調和性を誇りつつ、非常に豊かな多様性を持っている。 この「Water Jump」もまた例外ではない。タイトルトラックでは彼らしい流麗なブレイクビーツがマシーンで補強されているが、女性ヴォーカルが時折"water... water jump"と妖しげに呻き、ダークで不穏なムードが見事に織り込まれている。"Drone Logic"はまさしくタイトル通りのトラックだが、"Reception"はタフでアシッドなキラー・トラックで、ブレイクではほとんど無になりつつ、そこからまたさらにビルドアップしていく。EP最後の"A Quiet Life"は、これまた別格のトラックだ。10分もの長尺トラックからは、AveryがThe Chems "The Private Psychedelic Reel"から着想を得たことが想像できる。トラック全体の構成を考えれば、その参照は実に的を得ている。このトラックを聴けば、なぜAveryのサウンドがこれほどまでにフレッシュなのか理解できるだろう。ここ数年、これほどまでに意欲的なアンダーグラウンド・ダンス・ミュージックは聴いたことがない。
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