Secret Circuit - Jungle Dogs / Jungle Bones

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  • 不気味なほど先進的なSecret Circuitプロジェクトを通して、Eddie Ruschaというプロデューサーは自身の作風を「サイケデリックでトロピカル」と称したが、実際に彼は1995年頃にTascamの4トラックレコーダーを使った作品を世に出して以来その作風を貫いている。自身のBandcampを通じてリリースしたいくつかのコレクションを足がかりに、Teenage Teardropsからは一連のカセット・コンピレーションのシリーズを発表し今年始めにはBeats In Space Recordsから強力な12インチをリリースし、Ruschaの持つヴィジョンはようやくその全貌を現してきたようだ。 Prins ThomasのInternasjonal Spesialからのリリースという栄誉に浴することになった"Jungle Dogs / Jungle Bones"から伝わるのは、ズル剝けのパーティ感覚だ。ドライヴィンなディスコビートはグルーヴィなピアノ・コードや狂ったヴォコーダー、ハードウェアが繰り出す複雑な音色で加速し、たった11分半の長さでありながらそのスペースアウト感覚は1日中続くようにも感じられる。こうしたビッグな展開での彼も凄いが、その恐るべき実力が発揮されるのは彼が洞窟のようなドラムグルーヴに分厚いベースラインを叩き付け、生身のビーツを剥き出しにした瞬間にこそある。ポルトガルのプロデューサー、Tiagoが手掛けたリミックスはまさにこの点をしっかりと抑えたうえで仕上げてある。追加されたギターの音色は、ビーツの隙間に見事にハマっている。Prins Thomasが手掛けた"Bonus Beat"ヴァージョンはオリジナルを損なうこと無く、より均整のとれたエディットに仕上がっている。