Hauschka - Salon des Amateurs Remixes EP1 & 2

  • Share
  • ピアニストでありコンポーザーでもあるHauschkaはプリペアド・ピアノを用いながら非常に抑制されたハウスやテクノを創り上げる。そんな彼のトラックをRicardo VillalobosとMax Loderbauerのコンビがリミックスを手掛けるのは至って納得のいく組み合わせだろう。彼らが手掛けた"Cube"のリミックスはHauschkaのパーカッシブなピアノ演奏の技法をしっかりと残しながらも、歪んだシンセ・スタブを加えアトモスフェリックでヘッドフォン・リスニングにぴったりのヴァージョンに仕立て上げている。普段のVillalobosが手掛けているリミックス群に比べると、こちらは8分程度と短めの仕上がりだ。彼ら以外にも大物リミキサーがまだまだ控えており、Kompaktの首領Michael Mayerは"Radar"においてデンマークの刑事物ドラマさながらの緊張感を注ぎ込み、繊細で薄いパーカッションや張りのあるベースシンセ、アルペジオなどと絡めている。 EP2にはLostのボス、Steve Bicknellによる軋むローターブレードのごときハード・テクノに仕立て上げたリミックスが収録されており、冒頭から延々と跳ね回るようなグルーヴがひたすら続いていく。EP2に収録されたもうひとつのリミックス、René 'Vainquer' Löweが手掛けたヴァージョンはまさしく好対照と言うべきで、VainquerはここでBasic Channel直系のサウンドを披露しつつもダビーでスローモーなテクノのなかに鮮やかな色彩を映し込んでみせている。