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AOKI takamasa PHOTOGRAPHY + opening party at Le lieu
Published
Mar 28, 2012
Words
Riku Sugimoto
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昨年、山梨県北杜市のGallery Traxにて行われ、好評を博したAOKI takamasaの写真展“PHOTOGRAPHY”の2回目が、今年の3/11~3/19に、東京は浅草橋のLe lieuにて開催された。それに際して、初日となる11日にオープニングパーティーが行われた。選曲を務めるのは、前回と同じくAOKI氏。加えて、AOKI氏や半野喜弘氏のプロジェクトRADIQのアートワーク、dj masdaのCABARETのフライヤー等を手がけ、また多くのパーティー経験に裏打ちされた、優れたセンスを有するDJのMAAが参加した。 午後4時頃に会場に向かうと、浅草の情緒ある街並みの中、小さなビルの一階の窓に、AOKI氏の写真がプロジェクターで投影されているのを発見した。中に入ってみると、真っ白に塗装されたコンパクトな一室に、AOKI氏の力強くシンプルな作風の写真が飾られていた。築50年の倉庫ビルを改装したというLe lieuは、AOKI氏の作品と調和するようなギャラリーで、前回の写真展と同様、息苦しさのない、居心地の良い空間となっていた。
Photo credit: Taisuke Koyama
一方、音響設備の面ではややトラブルも。MAA氏がレコード、AOKI氏はラップトップと愛用のMackieのミキサーを持ち込んでいたが、ターンテーブルとMackieを接続するためのプラグがなく、隣駅の秋葉原へオープン直後買いに走るハプニングや、パーティー中盤に超シンプルなVestaxのディスコミキサーが用意されるまで、ターンテーブルからのノイズに悩まされるなど、幾つか問題が発生していた。スピーカーは、ギャラリーと調和する優れたデザインのものが常設されていたが、テクノ等を鳴らすには少し無理があったのか、イコライジングによる調整に両者とも少々苦戦している様子だった。しかし、AOKI氏の明るさや、来場した人々を含めてのギャラリーの和やかな雰囲気からは、前述の失敗を含めて、パーティーが面白い、成功したものとなったことを感じた。氏自身も、「写真展はやみ付きになるね!」と手応えを感じている様子だった。 行われたDJは、主にMAA氏AOKI氏両者によるB2Bが中心で、AOKI氏がお気に入りの曲をかけると、幅広いラインナップのレコードを持ち込んだMAA氏が絶妙な返しとなる選曲を行っていた。序盤はテンポも自由に、エレクトロニカ、ジャズ、ヒップホップを中心にプレイ、中盤以降は重すぎないシンプルなテクノ、ハウスがかけられ、AOKI氏が現在制作しているアルバムの楽曲もプレイされるなど、ファンにとって嬉しい瞬間もあった。緩やかな選曲も手伝って、終止暖かく、幸せなムードのパーティーは、AOKI氏が敬愛してやまないアーティストD’Angeloの“Feel Like Makin’Love”によって美しく締めくくられた。
Photo credit: Taisuke Koyama
来客した人々は、AOKI氏と交流のある人々や、作品を愛聴している人、クラブのイベントに来ている人など、様々であったように感じたが、そういった人々が一堂に会することができるのも、こういったパーティーの持つ良さだろう。またAOKI氏のとても真っすぐな人間性を、より身近に感じることが出来るのもこのパーティーならでは。AOKI氏の写真の凄みは、「どうやって撮ったのか」というギミックではなく、「どうして撮ったのか」という単純な所にあるのだとつくづく思う。音楽も含めて氏の作品の魅力は、やはり圧倒的な純粋さ、それによる力強さであると個人的には感じているのだが、パーティー終了後、AOKI氏から興味深い一言を聞くことが出来た。「音の素材に手を加えすぎると、その音が持つエネルギーがどんどん失われてしまう。」この言葉は、デジタルフォーマットの時代、加工を前提とした音楽、写真を含むアートが主流となった現代において、なぜAOKI氏が独自の、確固たる立ち位置を保つことが出来ているのかをわかりやすく説明している。確かに氏の写真には、せいぜいモノクロにするなど、最小限の加工しか施されていないように見える。氏の作品を観ていると、現実をシンプルにとらえることの力強さ、大切さを、改めて感じる。 AOKI takamasaは先述のアルバムの制作の他、各都市でも写真展を計画している、とのこと。また3月中旬から4月にかけて、半野善弘氏が主催し、MAA氏がデザインを手がけるパーティー“I WANT YOU”のツアーが開催、AOKI氏も全公演でライブを行うなど、春以降も日本各地で活発に活動していくようである。AOKI氏の純粋なエネルギーを、現場で体感することを是非お勧めしたい。
Photo credit: Taisuke Koyama
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