Bjorn Torske - Oppkok Remixes

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  • 1999年にTodd Terjeをディスコの世界に引き入れたBjørn Torskeは、同じノルウェー出身のTerjeも認めているように、凄い奴だ。Torskeが昨年リリースしたアルバム『Kokning』のリミックス盤となる今作でも、3人のリミキサーのうちの1人としてTerjeは参加している。Terjeが手掛けた"Langt Fra Afrika"のリミックスではいつもの彼のきらびやかなディスコはあえて控えめであるものの、そのかわりにタイトな競泳用水着でコパカバーナへ繰り出すようなムードに満たされている。ここではオーセンティックなクイーカにひねりのあるサンバ・リズムが組み合わされ、軽快なホーンと"Mas Que Nada"のヴォーカルをスライスしたものが彩りを添えている。おもしろいことに、そのホーンのフレーズはどこかLil' Louisの"French Kiss"を思わせるところもある。 DJ Harveyが手掛けたリミックスもまたTerjeの解釈と近似性が高いものになっている。このバレアリックの巨人は"Nitten Nitti"のリミックスにおいてその力量を余すところなく発揮し、不安定なヴォーカルを加えることによって静謐さとスリルが同居した電気仕掛けのディスコでイルカが跳ねているようなムードを演出している。まさにHarvey以外の誰でもない、唯一無二のサウンドだ。TerjeやHarveyといったビッグネームに挟まれながらも、イタリアン・デュオCrimea Xも"Slitte Sko"をコズミック仕立てのNUディスコへと見事に料理してみせている。