- デトロイトとその外からのアップリフティングなハウス
- Terri McQueenの音楽はグッドヴァイブスが全てだ。その言葉は陳腐に聞こえるかもしれないが、実際には違う。このデトロイトのDJがプレイするハウスミュージックのスタイルは、やわらかなインストゥルメンテーション、滑らかなコードチェンジ、そしてゴージャスなヴォーカルに満ちており、人を奮い立たせ、高揚感を与えてくれる。それらのヴォーカルを通して、彼女は連帯感、希望、結束、そして愛と喪失というクラシックなテーマを伝える。彼女はスローで安定したミキシングスタイルを持っており、それが彼女のRA Podcastでも聴くことのできるKerri Chandler、Theo Parrish、DJ Spinna、Blazeなどによるディスコ、ハウス、ファンクの滑らかな輪郭とメロディ豊かな性質を際立たせている。
また、RAがレビューした彼女の3つのレコードのうちの2つがRA Recommendsスタンプを獲得していることからも分かる通り、McQueenはプロデューサーとしてもやる気を証明している。ドイツ人アーティストViola Kleinとのコラボレーションやエクスチェンジを続けてきた彼女は、急激なBPMのシフトのあるWorkshopからの傑作リリース“Funeral Song”や、ンバラ(セネガルのダンスミュージック)にインスパイアされたリズムを取り入れた、Viola Klein、Julion De'Angelo、そしてAbdou AzizとAbdoukhadre、Adramé Diopからなるセネガル人ドラマートリオとのコラボ作のような、親しみやすいが複雑な音楽を生み出してきた。数は少ないながらも刺激的な彼女のディスコグラフィーは、素晴らしい新たなアイディアの出発点としてハウスを用いており、このDJセットはそれをデトロイトハウスのレイドバックな雰囲気へと呼び戻している。
TracklistTheo Parrish - Solitary Flight
Goapele - Closer (DJ Spinna Remix)
Ricardo Miranda - Urbanism
Kerri Chandler - What About Us?
Blaze - Elevation
Kenny Bobien - Spread Love feat. Ann Nesby
b-sOul - Jazz Piano In D Minor
USG - Life 4 Living feat. Monica Elam
Kerri Chandler - The Invoice
Hope Collective - Give And Let Live
Frank I - Let The Record Play