RA.535 Kornel Kovacs

  • Published
    29 Aug 2016
  • Filesize
    170 MB
  • Length
    01:14:04
  • 夏の終わりに捧ぐハウスミュージック
  • Share
  • 「ストックホルムでDJしていると、いろんな要素を取り入れることになる。いろいろな場所や時間帯で酔っ払いを相手にプレイすることもあれば、クラブでハイになった人たちを相手にプレイすることもあるからね」と先日のRed Bull Music AcademyでKornél Kovácsは語っている。「幅広いテイストのレパートリーを持っていないといけないし、素早くスタイルを変えられるようでないといけない。そういう状況から僕らのDJのやり方は影響を受けているし、結果、制作する音楽も影響を受ける」。彼の言う「僕ら」とは、Kovács、Axel Boman、Petter Nordkvist、つまり、Studio Barnhusを共に運営する友人3人のことだ。 Studio Barnhusの中核部分にあるのはハウスミュージックだが、彼らの4つ打ちのハウスビート上には全く制約のない多様な要素が表れている。そこからうかがえるのは、3人がJeff Millsと同様にEurovisionにもインスパイアされていることだ。 この路線を伝えるのにKovács自身の音楽はうってつけだろう。当初は、ガラージクラシック"RIP Groove"をサンプリングした"Baby Step"や、「Let's get fucked up」というボーカルサンプルが印象的だった"Szikra"のようなじわじわと泡立つハウストラックをリリースしていた彼だが、最近ではさらにそれを突き詰めるようになっている。彼がNumbersに提供した、Studio Barnhusを除けば唯一の単独リリースとなる「Radio Koko」では、80年代スペインのシンセポップ・アーティストIvanのネタを咀嚼して吐き出した"Pantalon"が2015年を代表する狂騒のクラブトラックとなった。彼の幅の広さを誇示するかのように、同シングルにはUKファンキーとUKレイヴサウンドが融合した傑作"Malon"も収録されている。そして先週発表された、Kovácsのファーストアルバムとなる『The Bells』で体現されているのは、彼自身とStudio Barnhusのサウンドを決定づける深みのある自由な音楽性だ。 Kovácsのプロフィールには「14歳になるころにはスカンジナビアで最年少のジャングルDになっていた」と記されている。そして20歳になるころにはストックホルムのParadiseでレジデントとなり、ラジオ局P3で強い影響力を誇った番組Dans Showのホストを務めるようになったそうだ。同局ではこれまでにAdam Beyer、Cari Lekebusch、Eric Prydz、Jesper、John Dahlbäckたちも出演している。彼の長年にわたる経験がはっきりと表れたRA.535は、どのトラックからも新しく面白い要素を感じられる75分のミックスとなっている。 近況報告をお願いします スコットランドで1週間の休暇を取ってきたところだよ。あとはDJをしたり、アルバムの話をしたりして忙しくしている。楽しくやっているよ。 今回の制作環境を教えて下さい スタジオでいろんなアイデアやトラックの組み合わせを試した後に、ストックホルムにあるUnder BronのDJブースで録音した。 ミックスのコンセプトについて教えて下さい 今の自分ができるベストのダンスミックスを作ろうと思った。夏っぽいグルーヴなんだけど、酩酊感と結構ダークな雰囲気もあるミックスをね。 2週間の制作期間で『The Bells』を作ったそうですが、その過程について教えてください。 全部がそうってわけではなくて、中には2010年から作り始めたトラックもあるんだ。1、2年前の曲もいくつかあるし、今年の2月にヨーテボリのNacksving Studiosへ行く直前に作ったものもある。そのNacksving Studioで僕の教祖的存在のMatt Karmilと一緒に2週間ぶっ続けで制作に取り組んでアルバムを仕上げたんだ。僕らが一緒に制作するときは大抵、僕がほぼ完成しているトラックをスタジオに持っていって、そこにMattがベーシックなミックス処理をして、僕の酷いミックスダウンをプロ級のダンスミュージックにしてくれるんだ。 そうすることで自分の作品を違う角度から聞き直すことができるし、新しいアレンジのアイデアが思いつく。パーツを足し引きしたり、狂ったみたいに何日もディテールを作りこんだりした後にMattがやってきて素晴らしい処理をしてくれるんだけど、そこに僕が手を加えて全部を台無しにしちゃうから、またMattが手直しをするっていう作業の繰り返しだよ。スタジオ代が尽きて、僕たちが限界になるまで、いろんなことを何度も試したよ。 Axel Bomanはアルバムが「ポップの流れ」として反響を呼ぶだろうと言っていますが、彼は単に面白がって発言しているだけなんでしょうか? それとも、このアルバムはポップミュージックに基づいていると自分でも思いますか? Axelがそう言っているなら、きっとそうだね。こういうときの彼は冗談を言ったりしないから。 今後の予定は? 来週、アフリカで初公演があるんだ。マラケシュのAtlas Festivalだよ。他にもツアーが控えているし、11月にはアメリカツアーがある。次のリリースをどうしようか考えたり、その間に数曲をリミックスしたりする予定だよ。
  • Tracklist
      Plaza - (Got My) Dancing Shoes - Sidewalk Napoleon - Fortuna - Infrasonic Beesmunt Soundsystem - First Timer (Mosey Remix) - Church Pedrodollar - Wonderloops 2+3 - Studio Barnhus Axel Boman - Moon Dancer - Third Try Records Pop District - Red Eye -Distant Works Your Planet Is Next - Fay - Studio Barnhus ishi vu - Lucid Dream - Studio Barnhus The Cyclist - Pressing Matters (Robag Wruhme Pinvoldex Sull NB) - Hypercolour Kornél Kovács - Szív Utca - Studio Barnhus Baba Stiltz - Keep It Lit - The Trilogy Tapes Winx - Don't Laugh (Live Raw Mix) - Nervous Records Sneaker - Haunted Samba - Rat Life Oni Ayhun - DR-1 - Noise Manifesto Skudge - Convolution - Skudge Records Ex-Pylon - Helmet - Studio Barnhus Central - Tube Life - Dekmantel Aleksi Perala - UK74R1512110 - Clone Mr. Tophat & Art Alfie - No Holdings (Samo DJ Mallorca Mix) - Karlovak Wheelman - Queen Street (G1) - Stereotone Records Konakov - Make You Move - Konakov The Persuader - Över Stigen Revisited - Parabel Batongo - Say Yes - Degustibus Music