RA.531 Evan Baggs

  • Published
    1 Aug 2016
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    144 MB
  • Length
    01:02:52
  • 人気急上昇中のDJによるスペーシーサウンド
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  • Evan BaggsはDJの中のDJだ。ベルリンを拠点に活動するアメリカ人である彼は、DJブースでの鋭いプレイと新たなサウンドの探求につつましく取り組み、2007年にヨーロッパに移住して以来、洗練されたスタイルで評価を築き上げてきた。ベルリンのClub Der VisionaereやイビザのThe Zoo Projectの所属DJとして彼のことを知り、そうした場所柄、ミニマルハウスと彼を関連付ける人が多いだろうが、彼のサウンドは決してそれだけにとどまらない。万能型DJであるBaggsはハウスやガラージと同等にエレクトロやテクノもプレイする。状況によっては、この4つ以外のサウンドも耳にすることができる。そして彼は熟練のプロデューサーでもあり、近年ではKatsuya SanoとのコラボレーションEKBOXを含む2枚の作品を日本の優良レーベルCabaret Recordingsから発表している。 今週のポッドキャストではBaggsのスペーシーな一面を聞くことができる。ジャッキンなドラムサウンド、奇妙なシンセ、スウィングするリズムで溢れんばかりのミックスはBaggsのエキサイティングなスタイルを垣間見せてくれる。 近況報告をお願いします 夏を楽しみながら、友達とパーティーでDJしたり、スタジオで制作したりしている。 今回の制作環境を教えて下さい リビングルームでミキサー1台とTechnicsのSL-1200sを2台使ってミックスした。 ミックスのコンセプトについて教えて下さい コンセプトみたいなものはそんなにない。いろんなスタイルでいいバイブスを生み出せるようにベストを尽くしただけだ。 Cabaretからの作品を制作することになった経緯を教えてください Cabaretのためにトラックを制作していた友達がいて、レーベルを主宰するDJ Masdaにその人が僕のトラックのことを話していたんだ。Yuki(DJ Masda)がヨーロッパに来ていたときに彼と会って音楽を交換し合った。彼はそのときに聞いたものを楽しんでくれたみたいで、それでソロを1枚とEKBOXの作品を1枚リリースすることになった。EKBOXは友達のKatsuya Sanoとコラボレーションしているプロジェクトだ。 音楽をリリースすることでしかブッキングを得られないという意見があります。どことなくあなたはそれに対して立ち向かってきたように思えるのですが、それは意識的なものでしたか? いや、何もかもがすごく有機的に起こったんだ。僕が関わっているレコードはどれも仲のいい友達がリリースしているか、数回会って少なくとも何かしらでつながっている人がリリースしている。友達に音楽を渡したり、偶然、音楽を聞いてもらったりすることでフィルターとして上手く機能するんだ。そして、レーベルオーナーはヴァイナルをリリースするために全製作工程をこなして、DJの単なるプロモーションツールとしてではなく、もっと深い意義を持った作品がリリースされる。DJのブッキングもこれに似ている。DJをしているときに友達やオーガナイザーが遊びに来ていて、それがきっかけになって、別のブッキングにつながっていくんだ。 今後の予定は? いつもと同じで、可能な限りスタジオで実験したり、音楽を探したりするよ。でも、静けさを求めて音楽とは関係ないことに時間を費やしたり、家族や友達との生活を楽しんだりもするね。もちろん音楽やパーティーを楽しんでいるけど、世の中にはそれ以外にも意識を向けておいたほうがいいものがたくさんあるんだよ。