RA.526 Karenn

  • Published
    27 Jun 2016
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    205 MB
  • Length
    01:29:05
  • テクノ界屈指のライブデュオによるワイルドな即興演奏
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  • BlawanとPariahによるプロジェクトKarennは叩きつけるようなテクノの即興演奏にこの5年間のほとんどを費やしてきた。今や彼らはテクノ界屈指の人気を誇るライブアクトだ。2014年以降、オリジナル作品の発表が途絶えているものの、彼らのバックカタログは今でも人々の注目を集めている。イングランド出身のふたりがテクノに夢中になったのは2011年頃のことで、以来、彼らはUKダンスミュージックの伝統である収縮性のあるファンクを、ギリギリと噛み合うギアのような新たな音使いやトゲトゲしいテクスチャーに組み合わせている。しかし、Arthur CayzerとJamie Robertsが共に認めているように、シンセやドラムマシン、エフェクトといった多くの素材を力強く印象的に使用して、一から即興演奏を行うのは並大抵のことではない。90分を超えてプレイするような場合は特に難しくなる。無駄を削ぎ落とすことに数年を費やした彼らは、詰め込み過ぎるようなサウンドに代えて、感情の機微を忍ばせた、しなやかで引き締まったサウンドを扱うようになっている。 その労力が功を奏していることは明らかだ。RA.526は、今年の4月にミュンヘンのテクノクラブMMAで行われた彼らのライブセットをレコーディングしたものだ。緊張と解放をコントロールする彼ら独自のスキルは健在で、一方、色彩やハーモニー、ムードの幅が90分に渡って展開されており、ふたりがKarennというプロジェクトにどれだけの努力を重ねてきたのかが示されている。このセットは一貫性のある素晴らしい偶発的場面に溢れており、即興演奏のリスクを価値あるものにしている。一度、勢いに乗ってしまうと、彼らを止める術は存在しない。 近況報告をお願いします Arthur Cayzer:この前、ヨーロッパツアーを終えたばかりだ。最高だったよ。かなり強烈なツアーだった。比較的短期間に結構な数のギグを詰め込んだからね。でも、素晴らしい会場でプレイする機会があったし、道中で本当に素敵な人たちと知り合うことができた。 今回の制作環境を教えてください AC:4月末にミュンヘンのMMAのセットを録音したものなんだ。ふたりで一緒に行ったことのないクラブなのに感動したのは、そのときが初めてだった。小さめのクラブスペースだった。親近感のある作りでサウンドシステムが良かった。プレイするには快適な環境だったよ。 Jamie Roberts:MMAのようなエキサイティングでフレッシュな場所で初めてプレイできて楽しかった。こぢんまりとした親近感のある場所でプレイすると、自分たちのセットの躍動感が変わってくるんだ。今回のセットでは特にそのことが分かると思う。 このセットで特別に意識したことはありましたか? AC:ツアー全体に対してのアプローチを別にすれば、このときのギグのために特別意識したことは無い。ツアー中、俺たちは要素を少し削ぎ落とすことにフォーカスしようと思っていたんだ。単に機材をつなぎ合わせて突き進むというよりも、アイデアを少し長めに展開させて、もっと音に集中していこうとしていた。ツアー中はギグのほとんどを録音したよ。全体的にそのクオリティには結構満足している。完全に即興演奏だと、90分とか2時間とかのセットで100%満足できることってなかなか無いんだ。 JR:Arthurの言う通りだ。セットを聞き返して100%満足することって一度も無かったと思う。でもこのときのセットは、全体の感じやまとまりが良かったし、クラブの雰囲気が記憶通りに捉えられていたから、みんなとシェアすることにしたんだ。 今後、スタジオで録音した作品をリリースする予定はありますか? AC:もちろん、どこかで新作をリリースしようと思っている。俺たちはもう同じ国に住んでいないから、一緒にスタジオで過ごす時間を十分に確保するのが難しいんだ。中断を挟みながら取り組んでいるものがいくつかあるから、それを早めに仕上げていきたいところだね。 今後の予定は? AC:次の数か月の間に出演するフェスティバルに向けて準備を進めている。それ以外だと、Karennとソロの両方で新曲をリリースしようと頑張っているところだ。 JR:そうなんだよ。フェスティバル・シーズンの到来だ。またライブセットでツアーに出るのがすごく楽しみだ。日差しを浴びながらプレイすることで、セットに面白い変化が起こることを期待しているよ。