RA.508 Bill Converse

  • Published
    22 Feb 2016
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    163 MB
  • Length
    01:11:15
  • テキサスのDJ・プロデューサーによる変態サウンド
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  • エレクトロニック・ミュージックには、ロンドン、ベルリン、イビサといった聖地があるが、そういったスポットから遠くはなれた地でも数多くのアーティストがフレッシュなサウンドを長年作り上げてきた。Bill Converseはそのうちのひとりだ。ミシガン州ランシング出身の彼は、1998年にテキサス州に引っ越し、以来「金を貯めては機材やレコードに費やす」ことを繰り返してきた。そして、楽曲作りを行っていくなかで見出した独自のサウンドを、彼は2013年にカセットで『Meditations/Industry』をリリースして、世に提示した。(同作はDark Entriesで最近リイシューされている)ぼんやりとしていて色鮮やか、そして型にはまらなくて直感的なトラックが収録されたそのアルバムには、Converseのアウトサイダー感がにじみ出ていた。Mood Hut、L.I.E.S.、1080pといった北米のレーベルのアーティストと同様に、彼の音楽は主流のトレンドやDJのニーズに応えるためではなく、ただ自身のために存在しているかのようだ。 しかし、ConverseはDJとしても腕利きであり、今回のミックスを聞けばそれは明らか。RA.508は、Converseの作る音楽世界と同じ興味深い魅力に溢れている。 近況報告をお願いします 最近はここオースティンで友人たちといくつかコラボ・プロジェクトをやっていたのと、沢山DJをやっていた。あとスタジオを整理して、もっと頻繁にレコーディングをするようになった。それ以外では、コックの仕事をやったり、金を貯めては機材やレコードに費やすということを繰り返している。それは子供の頃からもうずっとやってることだ。 ミックスの制作環境を教えてください うちのスタジオで、Technics2台と借りたDJM 600を使って録ったよ。 ミックスのコンセプトについて教えてください このミックスは何も考えずに即興でやったんだ。俺はただ自分の好きな曲をかけるのが好きだし、ちょっと違ったかけかたをして曲の違う一面を出せたらいいなと思ってる。 あなたのことをまだ知らない読者は多いと思います。簡単に自己紹介をしてもらえませんか? 11歳のときに家族や友達のサポートがあって、DJを始めることができた。それまでは、Mechanical Pulseというテクノ/インダストリアルのウィークリー・ラジオ番組を聞いていて、そのうちラジオ局に行ってDJ HorsepowerことSteve LammersがミキシングをやったりゲストDJとのトークを見に行っていたんだ。それからThe Bingo Hallのパーティーに行くようになって、デトロイトやシカゴに足を運んだ。素晴らしいDJを沢山見て、沢山の人々と出会った。今でも大切な人々だ。それから98年の秋にテキサスに引っ越したんだが、それからとても鬱になった。15歳だったといのもあるが。しかしミッドウエストの音楽シーンから離れて自分なりに成長することができて、今思うと良かったと思う。それ以来、とにかくレコードと機材を収集してきたよ。 Dark Entriesから最近デビュー・アルバムをリリースしましたが、これは当初Obsolete Futureからカセットでリリースしたものです。どういった流れでリリースにいたったのです?また、それまで作っていた音楽とどう違いましたか? アルバムは、『Meditations/Industry』をカセットでリリースする前までに作ってきたトラックを集めたものだった。Conor [Walker]と俺でテープにあった音源をデジタル化してみたら、C90のカセットを作るには丁度良い量だと気がついたんだ。だからほぼ全てのトラックをカットすることなく収録できた。当時、ベッドルームの半分がスタジオで、とても良い機材環境がそろっていた。ミックスがやりやすかったよ。それ以前に作っていた楽曲もそれほど違ってはいないが、当時の音源で残っているのはYouTubeにある。 (「IFM demo track」を参照)。 オースティンでこういった音楽を作るのはいかがですか?コミュニティーに属していますか?それとも、一匹狼の状態ですか? オースティンにもテキサスにも、フリークはいるよ。そういったダンサーや変人たちのために、イベントをやってコミュニティーを形成してきた。今なかなか良い盛り上がりで、今後もこの勢いをキープできると思ってる。 今後の予定は? 近々リリース予定のシングルがちょっとあるし、次のアルバムも出す予定で、Sam De La RosaとDomokosとのコラボ作もある。あいかわらずソロ作も作っているし、海外でもいくつかギグがある。あとはミックスを作ったり、IFMの俺たちの番組TimeLife MethRaveをやっていくよ。