RA.503 Andy Hart

  • Published
    18 Jan 2016
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    263 MB
  • Length
    01:54:48
  • オーストラリア屈指の才能
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  • 5、6年前、メルボルンのハウス・ミュージックはひとつの黄金期に突入していた。その先頭には、Tornado Wallace、Francis Inferno Orchestra、Fantastic Man, AKA Mic Newmanといった、今では世界的に認知されているアーティストたちがいた。彼らと比べると少々スポットライトから離れたところにいたが、Andy Hartは、この街のシグニチャーであるディープでグルーヴィーなサウンドの形成において重要な存在であった。彼はMelbourne Deepcastというポッドキャストから派生したレーベルをMyles Macと運営し、特に初期は、街の新進気鋭アーティストたちの才能をショーケースすることを目的に作品をリリースしていた。以来、そのレーベルは様々な作品をリリースしたが、メルボルンの若手をサポートするというスタンスをHartは崩さなかった。彼の現在のレーベル、Voyageは2014年の設立以来M5KやHarvey Sutherlandといったアーティストを世に送り出してきた。ビクトリアのシンセ使いであるSutherlandの「Brothers」EPは、当人のブレイクのきっかけを作った重要作である。 近年、メルボルンのアーティストがベルリンやロンドンに移ることが多くなっているが、Hartも1年半ほど前にベルリンに拠点を移した。ベルリンに来てからは、Voyageの運営を手がけ、HeistやSleazy Beats Black OpsといったレーベルからソロEPをリリースしてきた以外に、彼はOYE Recordsファミリーとよくつるんでおり、特にMax Graefとは頻繁にコラボレーションをしてきた。ふたりは2012年からコラボレーションをしており、ジャズの影響が色濃いダンス・ミュージックを好む共通の嗜好を刺激し合い、Melbourne DeepcastやBox Aus Holzから作品をリリースしてきた。Hartが手がけた、2時間に及ぶ今回のRAポッドキャストは、スムーズなソウルからファンク、鮮やかなディスコ、クラシック’90sハウスまでが盛り込まれており、彼がこれまでの活動を通じて培ったものが詰まっている。 まずは近況報告をお願いします 10月末にWax'o Paradisoの2周年があって、数ヶ月前にオーストラリアに戻ってきたんだ。それからは短いアジアツアーに行ったり、オーストラリアでソロやWax'oのギグを多数こなした。大晦日にはCamp Nongという素晴らしいフェスに参加したんだ。オーガナイザーが用意した8人編成のホーン隊をバックに、元旦の日の出にDestinationの"Move On Up" (Mayfieldカバー)をかけて、最高な形で新年を迎えることができたよ。 ミックスの制作環境を教えてください ベルリンの自宅で数週間かけて、所有してるレコードを聞き返してデジタル化したあと、ラップトップで作ったんだ。 ミックスのコンセプトについて教えて下さい 2014年にヨーロッパに引っ越してから集め、調べ、のめりこんできたレコードやレーベルたちを入れたんだ。DJとしての今の俺が現れていればいいと思ってる。 ベルリンでの生活はいかがですか? とても順調だよ。数年前から休みを利用して来ていたから、仕事を退職して音楽一本でやっていこうと決めたとき、すでにベルリンに友人がいる状態だったんだ。住む場所を見つけるのに数ヶ月かかったけど、今では音楽を勉強して、スタジオでアイディアを形にするルーティーンが出来上がっているんだ。 メルボルンのテクノやハウスのアーティストはここ最近、注目を集めており、若手もどんどんと頭角を現しています。この街のエレクトロニック・ミュージック・シーンが脚光を浴びることになった理由はなんだと思いますか? エレクトロニック・ミュージックでもライブ・ミュージックでも、メルボルンには以前から面白い音楽シーンがあった。今活躍している人たちの大半は、テクノやレイヴ・カルチャーを通じて街にエレクトロニック・ミュージックが浸透した反逆期を見て育った世代だ。それ以来、メルボルンには基盤ができ、若い人たちがイベントに参加し、自分のパーティーを運営するなど、様々な形で貢献することができる環境が出来上がっていったんだ。 そして今や夏には毎週末とてもユニークなパーティーが開催され、その多くはローカル・アーティストにフォーカスしている。あと、オーストラリアは他のメジャーな国から隔離されている。ヨーロッパやUKなどへ飛ぶのに25〜30時間かかることを考えると、エレクトロニック・ミュージックが一番栄えている場所になかなか行けないなら自分たちで作るしかない、という考え方が生まれやすいだろう。あと、メルボルンという街には午前1時にクラブから閉めだされる法律がないのも幸運だよ。 今後の予定は? オーストラリアであといくつかギグをやってから、ヨーロッパに戻る予定だ。2月にはVoyageの次作をリリースする予定で今その準備を進めているのと、今年Voyageから出すつもりの自分のEPを仕上げているところだ。
  • Tracklist
      Junior Tucker - Take a Message Carol Williams - Can't Get Away (Pinky 10” Dub) Idiater Edwards - Loving Sweet Devotion (Sweeter Mix) Poncho C. Saint Fingers - When I Come Knocking Truth - Touch Me Jazzy Dee - Get On Up Eddie Henderson - Say You Will The Music Makers - Jump, Jump, Jump Krazy - K - M & M Theme Glenn Underground - Deep Within Frankie Knuckles Presents Satoshi Tomiie - Tears (Classic Instrumental) Map.ache - A Two Piece Puzzle Ron Trent Featuring Robert Owens - Deep Down (Dub) Tin Man - Vertigo Todd Terje - Bonysh The Endless Poker's - The Poke Marshall Jefferson Presents Truth - Open Our Eyes DJ Duke - Tribal Journey (Sun Mix) Mouzon's Electric Band - Everybody Get Down Nu Guinea - Nu World (Vocal Edit) Luis CL - Sick DJ Q - We Are One Matthew Styles - Montana Bonus Beats Black Sheep - Strobelite Honey (Def Mix) Massimiliano Pagliara - Long Distance Call (with Telephones) Tucillo & John Dimas - The Other Side (Tomoki Tamura Edit) Urulu - 9045XY