RA.501 Porn Sword Tobacco

  • Published
    4 Jan 2016
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    219 MB
  • Length
    01:35:40
  • スウェーデン人アーティストが届ける「脈打つ音響振動の束」
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  • Henrik Jonssonはパンチのある3単語の組み合わせが好きなようだ。まず、彼のアーティスト名義のPorn Sword Tobaccoがあるが、これは母国スウェーデンにある、ポルノと刀と煙草を売っているお店が由来になっている。そして今回RAに提供してくれたミックスを彼は"Lavalamp Safari Companion"と名付けた。ここ数年、彼はAniaraKontra-Musikといったレーベルから、簡素で抑制のきいたスペーシーなクラブ・トラックをリリースし注目を集めていたが、そのサウンドの根底にはどこか爽やかでバレアリックとも言える何かが潜んでいた。2013年リリースの「Cave 4b-50 Clicks Northwest」では、ゆったりめなリズム感と湿度の高いオルガン音にその片鱗が垣間見えた。2015年リリースの2枚組テクノ作品「Magnifik Botanik」でさえも、どこか海の香りが漂っているようだ。 RA.501では、Jonssonのそういった眩しい一面が前面に出ている。古いレゲエや、現行ハウス、アフリカン・ジャズ、そしてスポークン・ワードまでをフィルターやディレイを駆使して混ぜ合わせたこのミックスは、まさにタイトル通りの世界観。ケニア・ナイロビからスウェーデン・ヨーテボリまで、1975年から2015年まで、時空を超越したサファリの中をラヴァランプ(註:カラフルな照明)を持ったツアーガイド、Jonssonが我々を導いている。 近況報告をお願いします 音楽で言うと、2015年は良い年だった。新曲も沢山録ったし、ちょっとしたスタジオを構築したし、ポッドキャストもやらせてもらっている!それはクールだよ。 ミックスの制作場所を教えてください うちの音楽部屋、Pstudioだ。 ミックスのコンセプトについて教えてください 選曲は自然と出来上がったと言えるかな。1曲ずつ選んでいって、自然とパターンが出来上がった。しかし単純に、踊って楽しみながら作っただけだよ。 Porn Sword Tobaccoのことをまだあまり知らない読者のために自己紹介をお願いできますか?これまでの活動はどういったものでしたか? 20年近く、とても楽しい経験をさせてもらっているよ。音楽という共通言語のおかげで俺は翼をさずかり、世界各地へと飛び、様々な場所のステージでプレイし、色々なプロジェクトに参加させてもらった。しかし自分のことはミュージシャンとしてはあまり見ていないんだ。昔、美術学校に通っていてそこで奨学金をもらったから、Space Echoとか機材を色々買って脳内の映画のサウンドトラックとして自分で音楽を作るようになっただけ・・・っていうところかな。それだけじゃなくて、詩だって書く。全部同じに捉えているよ。 ここ最近、あなたはAniaraやKontra-Musikからディープなクラブ・トラックをリリースしてきましたが、過去にはよりエクスペリメンタルなものも作っています。また、今回のミックスでもPorn Sword Tobaccoの新たな一面が現れています。あなたにとってこれらは全て別々のサウンドですか?それとも全てひとつとして捉えていますか? 俺は、音楽を脈打つ音響振動の束のようなものとして捉えていて、そのなかにいつだって自分のストーリーが見えて来るんだ。好きなものを繋げてコラージュを作るのは楽しいし、古い機材で色々試して自分にとって居心地良く、楽しくすることが目的なんだ。自分の能力を最大限活かして。 このミックスを聴く限り、あなたは中々面白いレコード・コレクションを保有していると想像できます。ご自身のことをディガーだと思いますか?どうやってレコードを見つけ、購入していますか? レコードは凄く美しいと思うんだ。ジャケ、ラベル、録音された音源。俺にとってレコードは本みたいで、想い出や人生の1ページを象徴している。あちこちでレコードを買っているよ。音楽パズルに当て嵌まる1ピースを探すように。物凄く沢山レコードを持ってるわけじゃないけど、多少良いのは持っているし、コレクションは徐々に増えているんだ。お願いされたらDJをやる、そんな単純なことだね。夏とか野外でやるのは最高に気持ち良いね。 今後の予定は? リミックスを制作しているし、近々PST名義の新しいアルバムも作れたらと思ってる。あと、PSTの新しいライブもやるし、SVNとグルーヴィーな新作もリリース予定だ。とにかく成長して、日々精進したい。