- LAの重要人物によるホットなミックス
- このRAポッドキャストを聞けば、Diego Herreraのアーティストとしてのアイデンティティは彼の周りの人や場所によって形成されていることが解るだろう。ミックスのトラックリストを見るだけでそれは一目瞭然だ。以下で本人が語っている通り、それぞれの楽曲は彼が居た場所や瞬間を切り取ったスナップ写真のようである。彼が現在クリエイティブ・ディレクターを努めている非営利オンライン・ラジオ、dublab主宰のイベントでのライブ・レコーディングもあれば、Running BackやYoung Adultsといったレーベルからリリースを重ねてきたSuzanne Kraft名義のトラックもあり、Tornado WallaceのレーベルAnimals Dancingからのリリースのために新しくスタートした名義、Dude Energyの曲も入っている。最近Jonny Nashと共にレコーディングしたライブ・セッションもあるが、Jonny NashのMelody As Truthからは近々リリースが控えている。そしてHerreraの呑気なアプローチと感覚が近いレーベル・クルー、Future Times、Public Possession、Mood Hutらのトラックも含まれている。
そして忘れてはならないのが、彼の地元LAの影響。ハウス、テクノ、エレクトロが湿気の多いLAの空気と共に封じ込められているこのミックスは、Herreraらしい自由奔放なスピリットに溢れている。
まずは近況報告をお願いします。
Jonny NashのMelody As Truthで出すために制作した作品が出来上がったばかりだ。自分でも驚くぐらい早く出来た。プレマスターを送った所なんだ。
ミックスの制作環境を教えてください。
ベッドの中で、ノートパソコンを使って作った。
ミックスのコンセプトについて教えてください。
その時その時に考えていたことを捉えたスナップ写真みたいなもの、と言えるかな。Jonnyがたまたまこっちにきていて、一緒にライブセットを練っていたんだ。最初のトラックは、その一部を抜粋したものだ。あとはリミックスや自分のトラックを詰め込んだ。
dublabにおけるあなたの役割を教えてください。
高校2年生のときにインターンとして手伝いを始めたのが、dublabに関わり始めたきっかけなんだ。その数年後、スタッフの一員になった。過去4年に渡って放送を手がけたり、番組の司会を務めたりしてきて、最近ではクリエイティブ・ディレクターとして、アーティストのコラボレーションを実現させたり、デザインのディレクションを担当したりしているよ。
あなたから見て、現在のLAのシーンはどう写りますか?
基本的には良好だと思うけど、“ナイトライフ”に関して言うとそうは言えないね。少なくとも、海外で思われているようなクラブシーンのイメージで言うと。しかしとても沢山の良質で個性的なプロデューサー/ミュージシャンが常にコラボレーションを重ねているよ。
今後の予定は?
驚くようなことができたらいいね。
Tracklist*Dropt Call*
The Talent - Telex (live) (Suzanne Kraft & )
Cloudface - Otcho
Matthew Brown - Headly Foot
Dolo Percussion/ Phillips & Jensen - Dolo 8/Live at Tonalism
*Dropt Call*
Muslimgauze - Sudanese Amputate The Hands of Thieves
Dude Energy - Beat Desire
Kloke - Space & Time
Juju & Jordash - Wheeze Please
Dude Energy - Theoretically Dope
Abstract Thought - Me Want Woman's Punani
*Dropt Call*
Suzanne Kraft - Dead Ringer
Jex Obelix - Crash In The Dark
Suzanne Kraft - Safety DJ (live take)