RA.366 John Roberts

  • Published
    3 Jun 2013
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    58 MB
  • Length
    00:50:15
  • Dial所属のアメリカ人が放つセッション
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  • 5年前に初めて作品をリリースして以来、US出身のアーティスト、John Robertsは人が真似できないスタイルを貫いて来た。彼のデビューアルバム『Glass Eights』と、最近リリースされた新作『Fences』を聴き比べれば、ずいぶんと音に変化があった事が解るだろうが、Robertsのサウンドの基盤はブレていない。それは、心の琴線に触れると同時に知性に訴えかける、パッチワークのような唯一無二のハウスサウンドだ。むしろ、Robertsの場合、「ハウス」という言葉だけでは全てを表しきれない。"Porcelain"のようなダンスフロアトラックもあれば、"Paper Frames"のような深いエクスペリメンタルな曲もある。『Fences』はこれらのアプローチの丁度中間に位置する作品だ。Robertsらしいデリケートなメロディが印象的だが、ビートは不安定で一風変わっている。 RobertsのDJセットはクラシックハウスを中心にする事が多いが、RA.366では自身のプロダクションのスタイルに近い音を集めている。 まずは近況報告をお願いします 『Fences』と、The Travel Almanacの最新号を完成させたあと、数週間前にパリに来た。街をぶらぶらしたり、これからのツアーの準備をしたりしているよ。 ミックスの制作環境を教えてください レコード、CD、テープを使ってニューヨークで録ったんだ。クラブで最近良くプレイしているものから、しばらくかけていないものも入れた。 ミックスのコンセプトについて教えてください 10代の頃に良くパーティーで買っていたカセットテープについて最近良く考えているんだ。シカゴのDJが作った素晴らしいミックステープで、何回もダビングされていたから、音はとても粗かった。中にはレコードでなかなか見つからないバージョンの曲も入っていた。残念ながら、これらのテープは僕の車の床に長いこと放置されて、潰れて、濡れて、再生できないほどに汚れてしまったんだ。 その後、そういったテープを見つけようと探したんだけど、出会えなかった。だから、その時代にしか存在していなかった、もう手に入らない物なんだと、あきらめることにしたよ。そういったミックスの雰囲気を今回のミックスで再現しようと思ったんだ。 新作をふまえて、ライブはどのように変わっていきますか? 新作のトラックは若干テンポが遅めの曲が多いから、ライブ用にアレンジし直すのが中々楽しいんだ。前作の曲もそうやってライブバージョンを作って、リリースされることのない、ライブでしか聴けないバージョンをプレイしていくつもりだ。 DJとして心がけていることや、意識しているアプローチはありますか? とにかく素直に、なんらかの形で僕に影響を与えた曲を主にプレイしているよ。客に合わせようとは思わないけど、だからといってわざと客をおいてけぼりにするような奇抜なプレイもしない。結局人は楽しみたいからクラブにくるわけだからね。 今後の予定は? 今はいくつかリミックスを仕上げているんだ。いい感じだよ。来週から、ニューアルバムをひっさげて世界を廻ってくるよ!