RA.322 The Sight Below

  • Published
    30 Jul 2012
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    90 MB
  • Length
    01:18:00
  • シアトルからの内省的な物語
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  • The Sight Belowは、シアトルを拠点にするアーティストRafael Anton Irisarriのレコーディング名義だ。あえて王道インディペンデント・レーベルからのリリースは避けた彼は、2008年にGhostly Internationalからデビュー・アルバム『Glider』を発表し、USアンビエント/エクスペリメント・シーンで注目を浴びる一方、生のギター音を加工したドローン・サウンドで、エレクトロニック・ミュージック・リスナーの目にとまるようになる。 その後も『The North Bend』や『Reverie』をRafael Anton Irisarri名義またはThe Sight Belowo名義で作品を発表する他、シアトルにて2011年よりSubstrata Festivalを始動。今年開催される同フェスティバルには、Tim Hecker、Scanner、そしてLawrence Englishが出演する予定だという。また今月初めには2枚組アンビエント系コンピレーション・アルバム『Air Texture Volume II』をLoscilと共に発表している。 そんなRafaelの80分間に及ぶ“アンビエント”をテーマにしたミックスには、Alva Noto、Angelo、 Badalamenti、Biosphere、そしてCluster & Enoの作品が登場だ。 最近の活動はどんな感じですか? ヨーロッパに2ヶ月滞在していて、丁度家に戻ったところなんだ。渡欧中にはソロやThe Sight Below名義でプレイしたり、Benoít PioulardとのプロジェクトのORCAS名義でショウを行ったよ。ORCASでは、Morr Muscからリリースを行っているんだ。現在は、8月3日から5日かけて開催するSubtrata Festivalに向けて準備をしているところ。それ以外ではリミックスやマスタリングの作業で忙しいよ。 このミックスの制作環境について教えてください。 シアトル、ブリュッセル、ロンドン、ロッテルダムを廻っている時にコンセプトを決めて、ベルリンで全てまとめたんだ。 このミックスについて、特別なアイディアがあれば教えてください。 Harold Buddのようなアンビエントの作品だけでなく、アンビエントというジャンルにカテゴライズされないけれども、内省的な物語を感じるような作品も織り交ぜた、“アンビエント”なミックスを作りたかったんだ。ミックスの作成を通して、作品の新たな側面が見える事はとても素晴らしいよね。 Substrata Festivalについて教えてください。 パフォーマーとリスナーとの境界線が曖昧なフェスティバルを開催したい。それがSubstrataを開催した動機だよ。つまり、インスパイアされる、刺激的な場所を提供したかったんだ。僕はシンプルなものに魅了を感じるんだ。言葉、サウンド、そしてイメージの中に存在する空間が美しいと思っているよ。 Substrataは小さいし、誰もが好んでくれるフェスティバルではないと思うけど、それで良いと思っている。大衆に向けたフェスティバルはそこら中にあるし。Substrataはそういった方向を目指している訳ではない。DIYな試みで、スポンサーも、街からの補助も、エージェントも、仲介人も、エゴもなにもないんだ。誰もが平等に扱われるフェスティバルだ。例えば、ヘッドライナーもバックステージもなくて、アーティストとオーディエンスが交流し、アイディアなんかを交換出来るような施設を作る予定だよ。 世界中のサウンド・リスナーのコミュニティーから支援を受けているんだけれど、資金集めのキャンペーンに参加してくれた人たちには本当に感謝しているよ。当日は遠方から来てくれる人も沢山いるから、それぞれ楽しんでくれたらと思っている。特別なフェスティバルになるよう、時間をかけたからね。 今後の予定は? イギリスのTouchのショウ・ケース、Touch.30が9月28日にDecible Festivalで行われるんだけど、そこでオーディオとヴィジュアルが誘導したライブを披露する予定なんだ。秋と冬にはツアーを、あとフェスティバルも予定しているし、ORCASのリミックス、The Sight Belowとしてのレコーディングや、他のアーティストとのコラボレーション作品も企画しているよ。
  • Tracklist
      Harold Budd - Sandtreader - Lovely Thunder Angelo Badalamenti - Love Theme from Twin Peaks - Warner Bohren & Der Club Of Gore - Maximum Black - Black Earth A Winged Victory For The Sullen - Requiem For The Static King, Part Two - Self-Titled Scanner - Vertical Line - Lauwarm Instrumentals Cluster & Eno - Fur Luise - Self-Titled Labradford - WR - Mi Media Naranja Biosphere - Sendai-1 - N-Plants Yagya - Rigning Fjórir - Ringing Marcus Fischer - A Fifth Season - Air Texture Vol. II Eluvium - Sleeper - Air Texture Vol. II Alva Noto + Ryuichi Sakamoto - Trioon i - Vrioon Arvo Pärt - Fratres For Strings and Percussion - Fratres