RA.281 Max Cooper

  • Published
    17 Oct 2011
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    85 MB
  • Length
    01:14:04
  • シネマティック・タッチなテクノ
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  • こう言うのもぎこちないだろうが、Mac Cooperの音楽性の決定的な特徴はメロディーだと言える。グリッチ感もそうだが、やはりメロディーだ。イギリス人アーティストである彼は90年代からDJとして活動をはじめ、2000年半ばには「ギグのブッキングを増やすため」という理由から制作に取り掛かった。そんな目論見が功を奏したのだ。Maxはヨーロッパの様々なレーベルへプロダクションを提供するようになるが、とりわけケルン発のレーベルTraum Schallplattenがいま彼のホームだと言えるだろう。クラブ・ヒットとなった "Harmonisch Serie"をはじめとする10にも及ぶリリースにより、ここ数年で彼の名前は多くの人々の目に留まることになった。プロダクションの延長となるライブショーでは、AbletonとAPC40を駆使し、オリジナルプロダクションにひねりを効かせたそのライブセットは、長いときには2時間にも渡るほどだ。 そういった功績を強調するかのごとく、RA.281ではMax本人の未発表音源5曲の他、Ben Frost、Tim Hecker、Amon Tobinのトラックが収録され、彼のテイストと、そしてこれまで影響を受けたサウンドを垣間みることができる。 ここ最近の活動はどのような感じですか? 悪魔に取り付かれたように働いているよ。制作に没頭したい気持ちもあるんだけど、生活もあるからね。例えばの話、メールをチェックして、丸一日費やしてしまう仕事に取りかかる。その仕事をしているうちに、絶対にやらなきゃいけない仕事が他にも5つある事に気づき、更には1つの仕事に対して5つもメールをチェックしないといけないとかさ。RAのミックスの話が来たお陰で、こういった仕事を全部無視しても良い時間と言い訳ができたんだ。だから、本当にありがとう! このミックスの制作環境について教えてください。 自宅のスタジオで、ノートパソコン一台で仕上げたよ。制作も似たような方法で行っているんだけど、機材はそれほど使わないんだ。 このミックスについて、なにか特別なアイデアなどがあれば教えてください。 今回のミックスでは、連続性を持たせる代わりに、バランスの取れたコントラストに重点を置いた。コントラストがあることで、音楽のメッセージがよりパワフルになるんだ。ノイズばかりのフルセットよりも、美しくて柔らかい静かな曲から、いきなりダーティーで野蛮なベース音をドロップするほうが大きなインパクトがあるだろう。メロディー対無調性、複雑さ対シンプリシティー、古いもの対新しいもの、そういった対比関係を念頭に置いたんだ。こういったフロウが全くないものが登場するセットは、大抵のクラブでは受け入れられない。だからミックスには、クラブでの僕のスタイルも取り入れたんだよね。結果的に、僕の好きなジャンルが全て良い感じに融合したミックスになったと思っている。エクスクルーシヴなトラックも結構入っていて、今までどこにも披露したことがない曲も収録されているよ。 あなたのサウンドについてですが、このような幅の広いシーンの中で、あなたのメロディー使いをニーチェなものと捉えていますか? ニーチェ、つまり幅は限られていることは確かだよね。でも幸運な事に、僕のサウンドにはまだジャンル名がないんだ。つまり、ジャンルの枠を越えたアーティスト達と仕事ができるわけだし、サウンドの中に常に最大限のフレキシブリティーが存在するわけ。そういったほうが好みだよ。個人的にも特定のジャンルに執着出来ないし、その姿勢は好きじゃないんだ。 音楽活動の傍らで、遺伝学を勉強されていたようですけど、そこから得るものは多かったようですね。学業が終了した後、音楽以外のことをしようなんていう考えはありますか? 音楽活動に平行して、学校の調査もやれたらと思っていたよ。科学調査を行って自分のリサーチプログラムを完成させようとしていたんだ。音楽は常に情熱を注いでいたものだったけど、音楽で食べていこうとは思っていなかった。全身全霊音楽に集中するっていう気もしなかったし。でも科学調査の資金がなくなった時にTraumから話が来た。そこから、「よし、ちょっと音楽方面に力を注いでみて、様子を見てみようかな?」っていうき気持ちになったんだ。アカデミックな方面にいつかまた手を伸ばそうとは思うけどね。結構恋しいんだよね。 今後の予定は? クリスマスまで大忙しだよ。来週始まる ADE では土曜夜の部でプレイするし、11月4日に開催されるロンドンでのエレクトロニカ系のイベントFIELDSや、オーストラリアのツアーも控えているよ。RippertonとAgoriaのリミックス作品が、それぞれSystematicとInfineからリリースされる。EPもHerzblutと Last Night on Earthから出るし、まだ詳細は話せないんだけどSkintからエレクトロニカの名曲のリミックスも出る。Michael Nymanとのコラボレーション・プロジェクトではモダンクラシックな作品をリリース予定だ。 あとは、Liineから出るタッチスクリーン機能を搭載した新製品を用いてライブのセットアップをするのも楽しみだね。Liineからの新製品についてはもうすぐ公になると思うけど。あと、アルバムも完成させないといけないんだよ、まじで。断るのももったいないくらいのオファーを色々と貰ってしまったもんだから、制作時間が削られてしまっているんだ。アルバム制作に集中する時間を設けないと、とは思っているよ。
  • Tracklist
      Underworld - To Heal - PIAS Tim Hecker - Chimeras - Kranky Max Cooper - Echoes Reality (Si Begg remix) - Traum forthcoming Max Cooper remix Kollektiv Turmstrasse - Was Bleibt (Jimpster Instrumental mix) - Connaisseur Recordings Agoria - Panta Rei (Max Cooper remix) - Infine Lusine - Every Disguise - Ghostly International Vaetxh - Mass - King Deluxe forthcoming Max Cooper remix Jimmy Edgar - Uniform (Citation) - Warp Giom - Techno Idiots - Lost My Dog David August - Peace Of Conscience - Diynamic Amon Tobin - Bedtime Stories - Ninja Tune Extrawelt - Titelheld - Cocoon Vaetxh - Cuntpressor - Detund Andrew K - The Doppler Effect (Max Cooper remix) - Vice Versa Hot Chip - I Feel Better (Max Cooper remix) - Flash Ben Frost - Killshot - Bedroom Community The Flashbulb - Undiscovered Colours - Alphabasic Hiatus - Third (Max Cooper remix) - Last Night On Earth Underworld - To Heal - PIAS