MUTEK.JPとKYOTO STEAMによるコラボプロジェクトNAQUYOのライヴコンサートにYuri Uranoらが出演

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    Wed, Mar 3, 2021, 09:00
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    Suiko Nakai
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  • 3月末に京都で開催されるイベントで、1200年前の平安京の音風景を3組のアーティストが表現する。
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  • アートプロジェクトNAQUYOのイベント第3弾が開催される。 3月27日(土)と28日(日)にロームシアター京都にて行われる本イベントは、アートとサイエンス・テクノロジーの祭典KYOTO STEAM-世界文化交流祭-と、電子音楽とデジタルアートの祭典MUTEK.JPのコラボレーションによるもので、平安京のサウンドスケープをテーマに3組のアーティストがライヴパフォーマンスを披露する。1組目はサウンドアーティストのKazuya Nagayaとトルコ出身のヴィジュアルアーティストAli M. Demirel。2組目は京都拠点のオーディオヴィジュアル・アーティストJunichi Akagawaと京都拠点のダンスチームnousesの片割れ、山本晃ことnouseskou。そして3組目は、MUTEK.JP 2021で初共演を果たしたばかりのテクノプロデューサーYuri UranoとヴィジュアルアーティストManami Sakamotoだ。初日に開催されるライヴコンサートで、彼らは京都市内各所の寺院でレコーディングした梵鐘の音を使用し、電子音楽、アンビエント、デジタルアート、コンテンポラリーダンスを組み合わせて1200年前の京都の音風景を表現する。また、2日目にはオーディオヴィジュアル・ワークショップも開催される。 プレスリリースはNAQUYOについて、「単なる音の仮想的な再現にとどまらず、平安京の音環境を見つめ直すことにより、これまで見過ごされていた都市における音環境の重要性に光を当てていきます。そこから五感を通じて得られる何かを、未来へのヒントにして創造力を刺激し、新しい文化を耕し、育み、磨いていきます」と説明する。2020年10月には第1弾イベントとして「平安京の幻視宇宙とは何か?」を考察したオンライントーク&ライヴを開催、12月には「文学と美術史料から平安京の音風景」を探ったオンライントークを実施している。
RA