TR-808をモチーフにしたリズム遊びと物語の児童書が発売

  • Published
    Fri, Jan 15, 2021, 03:30
  • Words
    Suiko Nakai
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  • 『エイト・オー・エイト: 声と手拍子で遊ぶリズムの絵本』は1月26日に登場。
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  • RolandのリズムマシンTR-808 をモチーフにした児童書『エイト・オー・エイト: 声と手拍子で遊ぶリズムの絵本』が発売される。 本書は、右脳的な知覚、左脳的な概念理解、そして声や手拍子を用いた身体表現をシンクロさせることでリズム遊びを促す絵本で、予備知識は一切必要ない。プレスリリースによれば、「これまで多くの音楽児童書は、リズムと銘打つものも含めて、実は歌とメロディが内容の中心でした。対する本書の主役は、まさにリズムそのもの」だといい、「リズム感を養えるだけでなく、拍や小節、テンポ、グルーヴ、パートの概念といったリズムの基本構造も学ぶことができます」と、本書の“リズム養育”について説明している。尚、対象年齢は小学一年生以上となっている。 付録として、史上初の紙製TR-808が付属する。16本のバーを上下に動かしてオリジナルのリズムパターンを組むことができる仕掛けとなっており、各バーには「ド」「ン」「タ」「チ」といったリズムを表すカタカナが振られている。 著者の小林“ミミ”泉美は、アニメ『うる星やつら』の主題歌の作編曲を担当したことで知られる、鍵盤奏者 / コンポーサー。1976年の活動開始以降様々なプロジェクトに参加しており、クラブ・ミュージックにも接点を持つ。2017年以降は、アフロ・ファンクバンドThe Scorpiosのキーボーディストを務めている。また、イラストを担当したA.Qadim Haqqはデトロイトのビジュアル・アーティストであり、デトロイト・テクノの名盤のアートワークを多数手掛けてきた。2020年にはTresorより、グラフィック・ノベル『The Book of Drexciya Vol.1』を刊行した。
    『エイト・オー・エイト: 声と手拍子で遊ぶリズムの絵本』は、monogonから1月26日に発売。
RA