インディペンデントミュージシャンの73%がメンタルヘルス問題で苦しんでいると回答

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  • ストックホルム拠点のデジタルディストリビューターRecord Unionが行った調査で、若い世代ではその割合が80%に上ることが判明。
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  • スウェーデンのデジタルミュージックディストリビューターRecord Unionが、約1500人のインディペンデントミュージシャンを対象に行ったメンタルヘルスに関する調査の結果を公開した。 レポートによると、インディペンデントミュージシャン—今回の場合は3大メジャーレーベル(Universal、Sony、Warner)と契約していないアーティストが該当—のうち73%が、「楽曲制作に関するストレスや不安、鬱といったネガティブな感情」を抱く精神疾患に苦しんでいるという。更に、18-25歳層のアーティストに関しては、80%もがメンタルヘルスの問題を抱えていることが分かった。この年齢層は、精神的な治療を最も受けようとしていない層であることも報告されている。 回答者たちのストレスの要因の上位に入っているのは、資金難とそれにまつわる大きな影響だ。「利益よりもまずアートを大事とすること、多様性の奨励、博愛心や無私無欲など、文化を変えていくことが必要」と、あるアーティストはアンケートに回答している。「文化的多様性の種を蒔くことは皆にとっていいことだけど、先に投資することは、業界の情熱や多様性、持続可能性を欠乏させることになる。」 Record Unionは、精神疾患を抱えるインディペンデントミュージシャンたちをサポートするプロジェクトへの$30,000の投資を検討中。詳細はこちらからチェック。 以下は調査結果を要約した動画だ。
    Photo credit: Mill H
RA