Steve Reichがニューアルバムを完成させた。
今作『Pulse/Quartet』には、コンサートでは既に披露済みの曲、“Quartet”と“Pulse”が収録される。前者は2013年にColin Currie Groupが、後者は2015年にInternational Contemporary Ensembleが演奏している。(アルバムの録音時には、それぞれのアンサンブルが再び演奏を担当した。)Reichによると、“Quartet”は彼の作品の中でも最も複雑な楽曲の1つだという。「この作品は頻繁にキーが変わり」と、彼は説明する。「時折進行が途切れ、そこで中断、あるいはそこから新しいマテリアルとして始まります。それぞれのパートが難しすぎるということはありませんが、ハイレベルなアンサンブルの技術を必要とします。」一方、“Quartet”に対する“返答”だという“Pulse”について、Reichはこう語る。 「“Pulse”では、エレクトリックベースあるいはピアノの持続的な拍が響く上で、調和を保ち、よりスムースな流れと、メロディックなラインを作ることを意識しました。(中略)全体的に見て、より穏やかで、より瞑想的な曲になったと思います。」
ReichがクラシックレーベルNonesuchから発表する24作目のアルバムとなる『Pulse/Quartet』は、2月2日の発売。ヴァイナルは3月30日のリリースを予定している。
ReichのRA Exchangeは以下で視聴可能(英語音声のみ)。
"Quartet: III. Fast"は以下でチェック。
Tracklist
01. Pulse
02. Quartet: I. Fast
03. Quartet: II. Slow
04. Quartet: III. Fast
『Pulse/Quartet』は、Nonesuchより2018年2月2日の発売予定。