Published
Fri, Nov 3, 2017, 10:55
- 人気ソフトウェアの最新バージョンが、4つの新たなデバイスと新しいサウンドライブラリを搭載して登場。
AbletonがLive 10を発表した。
Abletonは今回、Liveをクリエイティブツールとして進化させることに主な重点を置いた。まずは、Wavetable、Echo、Drum Buss、Pedalという4つのデバイスを新たに搭載。新型シンセサイザー・エンジンのWavetableは、アナログシンセや楽器音のほか、さまざまなサウンドの波形から構成されるウェーブテーブルを使って、ストレッチやモーフィングといったサウンドメイキングが可能。シンセサイザーに詳しくなくても、すぐに音作りを始められるという。アナログとデジタルの伝統的なハードウェア・ディレイサウンドをひとつのデバイスで実現するEchoは、従来のPing PongやSimple Delayといったエフェクトよりも、より多彩なサウンドの実験が行える。ドラムサウンドの編集をひとつの場所で完結できるDrum Bussでは、トランジェント・シェイピングやサチュレーション、低域の鳴りなどをコントロール可能。そしてオーバードライブ、ディストーション、ファズといったギターエフェクトを回路レベルまでモデリングしたPedalにより、アナログエフェクターならではの音色をLiveで表現できるようになった。
Liveのワークフローも大幅に向上した。インプットとアウトプットの名前が変更となり、機材のルーティン・プロセスを合理化。複数のMIDIクリップの編集が可能となったほか、Captureという新機能では、演奏中に思いついたアイデアをLiveに取り込み、後からMIDIクリップとして利用することが可能。Captureを使って楽曲を作り込むこともでき、新しいパートを加えられるほか、現在のトラックにMIDI信号をオーバーダブできる。また、ノートイベントの途中から再生してもノートオンがトリガーされるようになり、長いパッドを鳴らす時には最初までクリップを戻す必要がなくなった。
更にはミックス機能も進化。グループ内に別のグループを作成になったほか、ゲインレンジが向上したことでUtilityを活用したボリュームのオートメーションを行えるようになった。また、Bass Mono機能が新たに搭載。10Hzまで周波数レンジを拡張したEQ Eightを使えば、さらに的確な低域コントロールを行える。ミキサーのスプリット・ステレオ機能では、ステレオチャンネルに入力されている個々のチャンネルを柔軟に配置できる。ユーザーインターフェースは見やすく進化しており、ブラウザーコレクションではお気に入りのツールを色分けしてまとめておくことによってすぐにアクセス可能となる。そしてアレンジメントビューでは、ショートカット機能によってズームイン／ズームアウト、クリップのナッジ、オーディオの編集（逆再生など）などを素早く行うことができる。
サウンドライブラリには4つのPackが追加され、インストゥルメント、クリップ、サンプルなど、テーマに沿って厳選したサウンドが各Packに収められている。Core Libraryのクオリティも向上しており、サウンドの配置がより簡単に。Live 10により、Pushは新機能に加え、高い視認性を獲得。レイアウトの下半分はリアルタイム演奏に対応し、上半分はステップシーケンサーの打ち込みに使用する。更に、MIDIノートやデバイス情報をPushのディスプレイ上で確認することができる。
Max for Liveとは完全に統合され、処理が高速化、そしてCPUの負担が少なくなった。 Max for Liveで人気のデバイスも大幅にアップグレードされ、Drum Synthsはサウンドを一新。SySexの送受信が可能になったことでMIDIに対応したハードウェアをさらに細やかにコントロールすることができるほか、新たに加わったオーディオ・ルーティング、マルチチャンネルオーディオによって、サラウンドシステムでのミキシングが可能となった。
Live 10は、2018年第一四半期の発売予定。発売までの間は、Live 9が20%オフとなっており、この期間にLive 9を購入したユーザーは、Live 10へのアップグレードが無償となる。
Live 10に関するビデオを以下でチェック。
Abletonは、Live 10を2018年第一四半期に発売予定。予想販売価格はStandardバージョンが52,593円、Suiteが84,074円、Introが12,778円となっている（全て税別）。
サウンドライブラリには4つのPackが追加され、インストゥルメント、クリップ、サンプルなど、テーマに沿って厳選したサウンドが各Packに収められている。Core Libraryのクオリティも向上しており、サウンドの配置がより簡単に。Live 10により、Pushは新機能に加え、高い視認性を獲得。レイアウトの下半分はリアルタイム演奏に対応し、上半分はステップシーケンサーの打ち込みに使用する。更に、MIDIノートやデバイス情報をPushのディスプレイ上で確認することができる。 Max for Liveとは完全に統合され、処理が高速化、そしてCPUの負担が少なくなった。 Max for Liveで人気のデバイスも大幅にアップグレードされ、Drum Synthsはサウンドを一新。SySexの送受信が可能になったことでMIDIに対応したハードウェアをさらに細やかにコントロールすることができるほか、新たに加わったオーディオ・ルーティング、マルチチャンネルオーディオによって、サラウンドシステムでのミキシングが可能となった。 Live 10は、2018年第一四半期の発売予定。発売までの間は、Live 9が20%オフとなっており、この期間にLive 9を購入したユーザーは、Live 10へのアップグレードが無償となる。 Live 10に関するビデオを以下でチェック。
Abletonは、Live 10を2018年第一四半期に発売予定。予想販売価格はStandardバージョンが52,593円、Suiteが84,074円、Introが12,778円となっている（全て税別）。