ShazamとJunoが提携を発表

  • Published
    Thu, Mar 27, 2014, 05:29
  • Words
    Resident Advisor
  • Share
  • 人気音楽検索アプリのデータベースに、アナログ・オンリーのタイトルが追加
  • ShazamとJunoが提携を発表 image
  • 音楽検索アプリShazamが、ダンス・ミュージック販売サイトJunoと連携し、アナログ・オンリーのタイトルもShazamのデータベースに追加されることが発表された。 今回の提携で、ShazamはJunoが保持する400万曲のデジタルトラックにアクセスできるようになるだけでなく、アナログのみのリリースの曲もデータベースに追加される。Shazamでアナログ・オンリーのリリースを検索する人は比較的少ないかもしれないが(例えば、Bicepのアナログ・オンリー曲、"$tripper"は、9,000回検索されたのに対して、デジタルで手に入るDavid Guettaのトラックは7,000万回検索された)、クラブで同アプリを使う人にとってとても便利になることは間違いない。 アナログ人気の再燃が顕著になっているこの昨今、今回の発表はとてもタイムリーだ。Junoでは去年、アナログの販売数が20%上昇した。「今回、Shazamとのパートナーシップを組みことができて光栄です」と、Junoのマネージング・ディレクター、Richard Athertonが語る。「当サイトには、他サイトで販売開始する何週間も前から発売しているタイトルも多く、JunoのユニークなカタログをShazamとシェアすることができて嬉しく思います」。現在のJunoのデータベースはすでにShazamに追加されており、毎週リリースされるデジタルやアナログのタイトルも、随時追加されていくとのこと。 「Junoはダンスミュージックにおいて世界一を誇る幅広いカタログを有しており、今回エクスクルーシヴ・パートナーシップを組むことができて非常に満足しています。特に、アナログのタイトルも含まれることが嬉しいです」と、ShazamのWill Millsは言う。「レコードの売上は着実に伸びており、ここ15年で現在最も高い販売数になっております」 Millsはこう付け加えた。「最も重要でエキサイティングな新しい音楽の中には、デジタルでリリースされるずっと前にレコードでリリースされるものもあることも、無視できない事実です。今回の提携により、Shazamを楽しむ世界中の4億2000万人のユーザー達が、世の中の最新で斬新な音楽と、デジタル市場に限定されることなく出会うことが可能になります」。去年、Shazamはデジタル音楽販売サイトBeatportとも似た契約を結んだ。
RA