Nastiaがジャパンツアーを開催

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    Wed, 26 Feb 2014, 08:50
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    Resident Advisor
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  • 東欧テクノシーンを牽引するウクライナ人DJの来日直前インタビューが到着。
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  • Nastiaが今週末、大阪と東京を回るジャパンツアーを開催する。 キエフ在住のNastiaは、2005年よりDJとしてのキャリアをスタートし、ウクライナ最大の屋外フェスティバルKazantipのクルーとして活動した経歴を持つ人物だ。現在はウクライナのラジオ局Kiss FMで番組を持っているほか、2010年からは隣国ロシアの首都モスクワの人気クラブARMA17のレジデントを担当。そして2013年暮れには自身のレーベルPropaganda Rec.を立ち上げた。2年振り2度目の来日となる今回、Nastiaは2月28日(金)大阪Circus、3月1日(土)代官山Airの2ヵ所でプレイするほか、ツアーに先駆けて明日2月27日(木)にはDOMMUNEへの出演も決定している。近年注目を集める東欧シーンの中でも最もアクティブに活動しているDJの1人であるNastiaの、来日直前インタビューが届いた。インタビューの中で彼女は、ウクライナのシーンや自身の活動、そして連日報道されているキエフでの暴動について触れている。
    貴女はKazantip Festivalにて5年間働いてきた経歴がありますね。そこで得たのはどんなものでしょうか? Kazantipはマネージメントに関してはずば抜けたイベントです。パーティーだけでなく、いろんなことをまとめる経験をしました。自分自身をしっかりオーガナイズできてない人は簡単にトラブルに巻きこまれます。予期せぬ問題を見つけることで、どれだけ自分がスマートなのかを自覚するテストのようでした。素早く移り変わる物事を捉えられない人もいて、彼等は全く責任能力がないように思われました。このように、頼りになるのは自分しかいませんから、全てを自分で取り仕切る心づもりが必要です。厳しい学校のようですが、最終的にはプロフェッショナルなスキルを身につけられます。フェスティバルがパーフェクトというわけではなかったので、まずはマネージャーとしての自分自身をチェックできたことをありがたく思います。素晴らしくもクレイジーな時間を過ごせました。 ウクライナ、東欧の音楽シーンはどのようなものなのでしょうか? 現在は世界各国をDJとして飛び回っていますが、それを踏まえてあえて東欧のクラブミュージックシーンの特徴を教えて下さい。 キエフでこのような暴動が起きてしまった今、今後がどうなるのか全くわかりません。2008年の事の発端までは非常にクールなシーンがありましたが、その時全てが崩壊し、ウクライナには1軒もクラブがなくなってしまいました。それから2年経って再びシーンも育ち、キエフとオデッサにはいくつか面白いパーティーがありましたが、今回の暴動によってそれも全て失われました。現在起きていることは戦争です。せっかくウクライナに出来始めていたシーンが、またなくなってしまったんです。でも、東欧のクラブシーンは良いと思います、特にモスクワは。 あなたを語る際にウクライナのKiss FMでの活動は欠かせません。日本ではまだ広くは知られていないこのラジオ局について少し教えて下さい。 Kiss FMでのラジオショーはすごく楽しいです。2006年から番組を持っていて、良い経験になっています。生でプレイして、トークをしたり、リスナーのコメントを読んだり、直接触れあうことによって、そこから良いエネルギーをもらえます。ウェブカメラもあるのでライブで見ることもできて、バーチャルなパーティみたいなものです。Kiss FMはとても大きなラジオ局で、リスナーは約500万人います。更に、インターネット上では大都市を含む30都市で放送局されています。夜にはいろんなタイプのDJがプレイしていますし、とても素晴らしいクラブミュージックのラジオ局なので、参加できていることをとても誇りに思っています。Kiss FMは私の国に大きな影響をもたらしました。 2010年からはモスクワのARMA17のレジデントとして活動していますね。ARMAというクラブで活動してきた印象を教えてください。 ARMA17は特別な場所です。今までこのようなクラブは他に見たことがありません。チームは家族のようで、働いてる人々は知的で芸術家でもあります。単にクラブというだけでなく、そこはクリエイティブな場所で、アートやデザインなど、芸術の為の場所なんです。とにかく素晴らしい人達が集まっていて、そこに参加できていることは光栄です。私は毎回、今まで試したことがないセットをプレイします。いつも新しいことを挑戦できる場所で、沢山の面白い人やアーティストにも会えます。そこで過ごす時間の全てを楽しんでいます。ARMA17は絶対に行くべきクラブです。 昨年秋には、ルーマニアのAll InのサブレーベルNillaからデビューEP「Maslo」をリリースしました。リミキサーに田中フミヤを起用していますが、そのきっかけは何でしたか? 2011年からフミヤのことを知っています。おそらく彼を初めて東欧に呼んだのは私だったはずで、KazantipのPropagandaステージでプレイしてくれました。その後、ARMA17で彼をブッキングもしましたし、私の誕生日パーティにも招待しました。様々な場所で一緒になることも多く、良い関係を築いています。彼のことをリスペクトしていますし、彼の音楽がインテリジェントでコンセプチュアルだと知ってから、彼の活動に惚れ込んでいます。私の初めてのEPをリミックスするのに相応しい人は、フミヤ以外いないと思いました。
    Nastiaが出演する、3月1日(土)代官山Airにて開催のパーティーDominoの前売りチケットは、現在RAにて発売中。