fabricに麻薬犬の配置が決定

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  • イズリントン議会が昨夜、ファリンドンのクラブに新たな警備体制を導入することで一致。
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  • イズリントン議会によるfabricの営業ライセンスの再審査で、同クラブにいくつかの新たな警備体制が敷かれることが決定した。その中には、一匹につき一晩£300の費用がかかる麻薬犬の配置が含まれている。 本件は、警察側の忠告によって実行に移された。イズリントン議会に提出された報告書には、同クラブではここ3年間で4件の薬物関連の死亡事故が起きていることが記されている。London Evening Standard記事によると、議会のライセンシング委員会ではクラブに対し、麻薬犬導入のほかに、全ての入場者に対するIDチェックと、CCTVによる監視カメラの改善、薬物検査の強化を命令。fabricは、一晩でそれぞれ4時間まで働く事のできる麻薬犬全てとそのトレーナー達に対し、£300の費用を支払わなければならないとのことだ。 この決定に対し、fabricは抗議する予定だという。同クラブの創設者であるKeith Reillyは、Standardの取材に対し、「我々は抗議します」とコメントしている。「理由が記された書面を確認する必要がありますが、あらゆる点において根本的に意見が相違しています。」 また、fabricは昨夜次のような声明を発表している。 「fabricは、1999年10月にオープンして以来15年以上に渡りこの場所で営業を続けてきました。ファリンドンの街は変わってしまいましたが、私たちはこの期間、魅力的で親しみがある場所として、ローカルコミュニティにおいて重要な役割を果たしてきたことを誇りに思っています。また、我々は長年地元の企業や組織と共に仕事をし、話し合い、fabricをサポートしてくれる皆さんの安全を確保することに尽力してきました。薬物禁止や、より安全な楽しみ方を呼びかけ、Hollaback LDNとの協力によりあらゆる被害の予防に努め、Phone Safetyキャンペーン(携帯電話のスリ被害は、現在ロンドンの街中で多発している)を行うなど、様々な対策を実施してきました。 我々はお客様の安全を第一に考えています。fabricは常に薬物ゼロポリシーを掲げてきました。今後も営業を続けられることになり非常に安心しております。警察の捜査には、どんなことでも協力します。 また、fabricの営業時間中は、常に2人の熟練医師を店内に配置しています。そして、無料の水を配っているほか、バースタッフや管理スタッフ、セキュリティチーム達はクラバーに対して中立的なアドバイスをします。ロンドン警察の報告書にも記されている事故は、非常に悲しい出来事としか言いようがありませんが、我々のチームは迅速で能率的な対応をしました。事故当時の上級検死官は、我々のメディカルスタッフの“素晴らしい”対応と、“非常に高い”レベルの知識を評価しています。 しかし、自分たちのクラブで死亡事故が起きたという事実に、チーム全体がショックを受け、恐ろしい事だと感じています。決して軽く考えてなどいません。何か問題が起きる度に、我々は運営方針を見直しています。今後このような事故が二度と起こらないことを願い、そして防止に努めて参ります。」
RA