Mark Henning & Den - Cosmic Marmalade

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  • Trapezからリリースされた前作と同様、Mark HenningとDenによるこのコラボ・シングル「Cosmic Marmalade」はそれぞれのソロ作品にも増してポジティブで、ある種派手ともいえる内容となっている。このEPを聴いても分かるように、両者ともにリズムの作り込みにおいては非常に精緻なこだわりをみせている。個人的にとりわけ耳を惹き付けられたのはタイトルトラックでもある"Cosmic Marmalade"と"Driving Andromeda"だ。両トラック共にシンセ・ラインがトラックの中心を成し、曲がりくねったり減衰したり滑らかな動きを見せながらねじ曲がっていく。"Cosmic Marmalade"にはギシギシとしたアシッドラインが貼付けられ、"Driving Andromeda"はディープで未来的なトラックに仕立てられている。Henning自身が話していたように、このコラボレーションにおける調和とその進歩はある種派手な方向性に向かっているのかもしれないが、そういう「派手」のひと言で片付けてしまうにはあまりにも彼らは良い意味でシリアスすぎると言うべきだろう。他の2トラックはよりレイドバックしたムードを持ち合わせていて、"Sin City"は抑制されたグルーヴで、"Canis Major"はまるでデトロイト・テクノをカラッと天日干ししたようなムードがある。EP全体を通して、HenningとDenのトーンが上手く反射しているということがよくわかる。