Matrixxman & Echologist - The Black & White EP

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  • Matrixxman(aka Charles Duff)とEchologist(aka Brendon Moeller)にはカテゴリー概念を変化させてきた存在として共通点が多くある。Duffのファーストアルバム『Homesick』(英語サイト)の特徴となっているのはテクノやエレクトロだと思うかもしれないが、彼にとってはハウスやヒップホップも同じく大切な音楽だ。Moellerも自由にダンスミュージックを行き交っているが、Echologist名義ではディープでダビーなスタイルが取られている。当然ながら、そんなふたりによってドイツのレーベルPlanet Rhythmに提供されたコラボレーションEPはスタイル的に多くのニュアンスを含むことになる。 「The Black & White」は単なるモノクロというよりも多様な濃淡のあるグレーといった印象だ。”Messiah"は『Homesick』用に制作されていたトラックであるかのように、同作に通ずる殺伐としたフューチャリスティック・サウンドを聞かせてくれる。"Mainframe"はMoellerらしいシルキーなトラック構造に不安げな303サウンドを落とし込んだディープなアシッドトラックだ。"Turn To Stone"では一気にピークタイムの空気に変わるが、そのごつごつとした印象は効果的に吹き抜けてくるアンビエントシンセによって和らげられている。"Confidence"、"Freeway"、"Trident"は極めて効率的なトラックとなっており、ふたりのしなやかな機能性が際立っている。"Bashar Al Assad"は本作で特に面白く、密室的で澱んだ雰囲気を携えている。遠方で激しく轟く低音が鎮まると、ぼんやりとした不気味な雰囲気がトラックの恐怖感に加わる。
  • Tracklist
      A1 Confidence A2 Messiah B1 Turn To Stone B2 Mainframe C1 Freeway C2 Bashar Al Assad D1 Time Loss D2 Trident