Julian Perez ‎- Now, After

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  • ループを主体にしているハウスの場合、最も重要なのはファットなベースラインだ。もちろん、グルーヴ感や小粋なドラムといった要素も適切に扱われなければならないが、極上のローエンドがフロアにいる人たちの心を掴むことは間違いない。フロアで何が必要とされているかを熟知しているJulian PerezはイビザのレーベルFathers & Sons Productionsに大人気となる12インチを提供してきた(リリースからたった数か月で100ユーロ以上の値が付くタイトルがあることを考えれば、その人気度が分かる)。現在ベルリンを拠点にするRaum..musikからPerezにとって初のリリースとなる「Now, After」に収録されているのはジャッキンなハウストラック2曲だ。どちらにも大胆なベースラインが見事に活用されている。 個人的にオススメしたいのはBサイドの若干暗めな"Clue Me In"だ。このトラックを聞いて思い出すのはイギリスのプロデューサーOCHによる2011年のトラック"Last Chance Saloon"だ(こちらも存在感のあるベースに全力を注いだ躍動するメランコリックなトラックとなっている)。ふたつを比べるとPerezのアレンジの方が明快だ。家に帰るべき時間をとっくに過ぎている疲弊したクラバー数人が最後にもういちど盛り上がっている、そんな光景を思い浮かべられるトラックだ。表題曲は鮮明なメロディとダビーなシンセによってポジティブな雰囲気になっている。本作はパーティー終盤に重宝しそうな万能な12インチだ。
  • Tracklist
      A Now, After B Clue Me In