Leafar Legov - Talk

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  • 現在にいたるまで、Konstantinと共にKettenkarussellを組むLeafar Legovのソロ作品はそれほど多くなく不定期に発表されてきた。Gieglingによる2012年のコンピレーション『Futur II』に収録された"Splitting Ways"や、2013年作「Südstadt」の"Elaine"といったトラックにその理由が示されているかもしれない。厳粛な音色とテープを媒介したテクスチャーを打ち消すように、Legovの広々とした楽曲は執拗なまでに突き詰めたスレンダーなグルーヴによって支えられ、"Elaine"で鳴らされる単発音のいくつかはマッチ棒のように極めて繊細な響きをしていた。そうした点からは非常に綿密なアーティストによる仕業であることがうかがえる。そして少なくとも一見した限りでは、Legov初のソロEPとなる「Talk」に漂う真冬の孤独感も同様のスタイルに沿っているようだ。 "Äther"の序盤、昔のフィルムリールが回っている音が聞こえてくる。美しいピアノソロがRyuichi Sakamotoを彷彿とさせる"Mx Home"は、飾り気がなくしめやかだ。「Talk」のキーポイントが最も発せられているのはこうした場面、つまり、作品がリズムを通じておぼろげに意思疎通を行う場面だ。"Years"のじっとりとした外殻は本作の陰鬱とした雰囲気に綺麗に収まるのだが、完成したジグソーパズルの余ったピースのような印象だ。"Ladder"ではヒップホップを土台にして同じサウンドスケープが展開される。そのエネルギーを生み出しているのは、パウダースノーのようなドラムサウンドではなく、その周囲を包み込むぬかるむ残雪のようなサウンドだ。1曲目を飾る"Talk"でリズムといえる要素は、打ち寄せる波のようなオルガンの旋律上を颯爽と流れるハムノイズだけだ。それ以外にはほとんど何も起こらないのだが、その静謐とした空間においてLegovは最も表現豊かになっている。
  • Tracklist
      A1 Talk A2 Years B1 Ladder B2 Äther B3 Mx Home
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