Tiger & Woods - Scoring Clubs Pt. 2

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  • Tiger & Woodsをスーパースターと呼ぶと誇張になるだろうが、広報活動を行わないふたりがホワイト盤のディスコエディットを発表して名を上げたということは、彼らがダンスミュージック界隈で極めて有名であることを意味している。ブーギーやディスコをプレイするDJなら少なくとも1枚はTiger & Woodsの12インチを持っているだろう。そしてその1枚は2011年にImaginationをサンプリングしてヒットとなったRunning Backからのデビュー作「Gin Nation」(英語サイト)ではないだろうか。それからというもの、彼らの音楽は80年代以降のディスコ、ポップス、R&Bを採掘しているものが多く、抗えない魅力を放つ作品に安定して仕上がっている。 しかし、Tiger & Woodsの作品について言えるのはどれも似通った方法でまとめられているように見えることだ。特に彼らの鋭いディスコベースやスライスした喘ぎ声は何度も使われている顕著なサウンドだ。"Boca"の最初の数分を聞くと、そうしたお決まりの手法を微調整しているように感じられる。いつもの分厚いパイル生地のようなベースラインを取り除き、コズミックなボーカルを金属的なドラムトラックに上に漂わせている。4分が過ぎると、巨大なシンセリフが挿入され、スムーズなピアノによって全体の勢いが増して陶酔感を生んでいる。Tiger & Woodsの作品の中で"Boca"は極めて確立されたDJツールだ。ふたりが長年かけて実証してきた手法を用いているのが"No More Talking"で、気持ちのいいディスコギターサウンドにしっかりと根差し、幼い声と豊かなストリングセクションを伴った7分間のエディットトラックとなっている。Tiger & Woodsのトレードマークであるサウンドは必ずしも改良が必要なわけではないが、そのサウンドが「Scoring Clubs Pt.2」では更新されている。
  • Tracklist
      A Boca B No More Talking