Peter Van Hoesen - Seventy Secrets

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  • 昨秋の「Call & Response」に続き、Peter Van Hoesenが「Seventy Secrets」を発表する。自身のレーベルTime To Expressから5曲入りでリリースされる本作も、特色豊かで頼もしいテクノトラックを届けている。 パノラマに広がるシンセと泡立つホワイトノイズによる壮大な雰囲気の中、アンビエントトラック"Seventy Secrets"がEPの幕を切る。続く4曲はダンスフロア仕様のトラックだ。Van Hoesenによるエッジの際立ったハイテクなスタイルを展開しており、細部まで完ぺきに作り込まれている。"Protagonist"では重心低くパーカッシブなブリープ音と金属音がまとめ上げられ、中盤に差し掛かると空高く成り響くパッドが挿入される。8分間に渡ぶこのトラックは展開少なめのアプローチだ。モノトーンに攻める"Shadow Ground"を境に、本作はより殺伐としたDJツールの方向性に向かう。"Drift"は若干サウンドが散在し過ぎているが、毛羽立ったベースリフと噴出するメロディアスなシンセが使われていることで、引き続き、Van Hoesenらしさが保たれている。本作のベストは最後のトラックだ。小細工一切無しの4つ打ちビートによってしっかりと支えられた"Swerve Damiao"では、長時間かけて下降していくサウンド、ファンキーなスタッカートリフ、そして、音像引き立つグリッサンドが活用されている。中毒性を持ちながら気品を感じさせるトラックだ。
  • Tracklist
      01. Seventy Secrets 02. Protagonist 03. Shadow Ground 04. Drift 05. Swerve Damiao