Hubie Davison - Khayyam Grey EP

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  • クラブ・イベントとして、そしてベルリンを拠点とするレーベルとしてのLeisure Systemの活動は、実験的でリスクを冒すものだと思われてきたことを考えると、Hubie Davisonの最新EPがこてこてのハウス・ミュージックとなっているのも納得だ。ロンドンを拠点とするアイルランド人Davisonはクラシック・ソウルやTheo Parrishをこよなく愛しており、今回は日差しをたっぷりと浴びたアップリフティングなトラック3曲上にそうした音楽からの影響を組み合わせている。 本作で最もパワフルな"Khayyam Grey"では、きらめくボーカル・ループ、ふくよかな重低域、そしてドスッとしたキックで共にトラックがスタートし、金属系のパーカッションと共に彼方へと慌てたように消え去っていく。Davisonはインスピレーションを受けた存在としてDaphniを挙げているが、ここではScubaの大バコ的な喧騒もほのめかしている。アナログかつ陽気なスペース・ファンク"Get On"はフレンチ・ハウスやThievery Corpotationの影響を感じさせる新境地だが、今回の勝者は"Vowels"だろう。最初の3分間は至福のミッドテンポ・ハウスが夢うつつの世界へと誘うが、その底辺部で震えるベースが点火した瞬間、一気に鷲掴まれる。
  • Tracklist
      A1 Khayyam Grey B1 Get On B2 Vowels