Barnt - His Name

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  • BBC Radio 1でBenji Bが担当するプログラムがリッピングされYouTubeに上がっている。Hinge FingerからBarntが放った強力な12インチのAサイドに収録された"Chappell"がプレイされており、Benji Bはこう言い放った。「すさまじい。このトラックをかけたらクラブが世界の終りのように聞こえるだろう。クラブにおける最大限のインパクトだ」この言葉より"Chappell"を上手く表現するのは難しいだろう。Daniel Ansorge(Barnt)はフロアを降伏へと吹き飛ばすトラックを作り上げたのだ。彼は道具箱に入っているものを全部使うのではなく、坦々としたドラム・マシンとマンモス級に組まれた単一音程のシンセのみを活用し効果的に混ぜ合わせ、遊び心とシンプルなノブ操作によってトラックを面白く保っている。このトラックで最も大きくなる瞬間というのは実は最もシンプルな瞬間でもある。聞いたら確実にリズムを刻んでしまうビートの上を各素材が同期して連なっていく。このトラックでは少ないことで単に豊かになっているのではなく、少ないことが全てを兼ねているのだ。 "Under His Own Name But Also As Sir"は対照的に鮮やかな色彩に溢れている。とは言え、少しのアレンジ・タッチだけで明るくなっているようだ。Barntのドラムは引き続き無慈悲なまでにインパクトがあるが、高らかに響くシンセの音色の下で打ち放たれている。"Chappell"が軍隊なら、壮大にミックスされて激しく展開するこのトラックのムードは悲痛なまでに美しい。本作のこうしたソフトな一面が全てを物語っている。つまり、「His Name」の両面のトラックはHinge Fingerの中でも最も鋭く、Joy OrbisonやWill Bankheadがこの2年間でサインしたトラックの多くと同様、リリース後、長きに渡ってクラブを打ち鳴らし続けるということだ。
  • Tracklist
      A1 Chappell B1 Under His Own Name But Also As Sir
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