Various - Tokyo Impressions Vol. 1

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  • Junk Yard Connectionsを運営するMr Tophatはストックホルムの盟友Art Alfieとの作品で最もよく知られているプロデューサーだ。2010年にレーベルを設立して以降、Hannes Netzell、Adam Strömstedt、Ben Morrisといった比較的知名度の低い地元アーティストや、ドイツ人プロデューサーChristopher Rauによる作品(高い評価を得ている)をリリースしてきた。今回の最新作では新たな日本人プロデューサー数名が起用されているが、この内の1人とMr Tophatは以前に東京のレコード店Disk Unionで出会っている。 「Tokyo Impressions」は流行に沿ったクラブ仕様のハウス・トラック2曲と、ライブ・ジャム・セッションのようなサウンドをフィーチャーしている。Hagatoshiによるメロウで拡張されたトラック"Mr. Funkenstein"が丸々A面に収められている。トリッピーで惹きつける魅力を持っており、BPM130で打たれるキックはパーティー後半にディープに進んでいくのに打ってつけの1枚となるだろう。Flodaによる"Butagoya"はループ主体且つパーカッシブで途轍もなくグルーヴィーだ。スペーシーなスポークン・ワードのサンプルによって味付けがなされている。突如長めのブレイクになる展開はプロデューサーが意図したよりも取り散らかった印象に受け止められるかもしれないが、幸いブレイクに差し掛かるまでには存分に味わえる要素がある。本作を締めくくるのはライブ録音のようなサウンドの"Kauboihatto"だ。このトラックは抑制したドラムとベースを用いており、おそらくホーム・リスニングに向いているだろう。
  • Tracklist
      A1 Hagatoshi - Mr Funkenstein B1 Floda - Butagoya B2 Kogara Kiminobu - Kauboihatto feat. Okita Takamori
RA