Anchorsong - Mawa EP

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  • 日本のミュージシャンMasaaki Yoshidaの作品は自身のライブ・ショーがインスピレーションのもととなっている。彼のライブではサンプラーとキーボードによって一から音色が作り上げられている。これまでに彼はダウンテンポのビートを作成することにエネルギーを集中させてきたが、彼の最新作となるBBEからの10インチではアップビートなアフリカン・リズムと戯れている様子を見ることが出来る。「Mawa」のスリーブは収録されている音楽をビジュアルで上手く表しており、ブルキナ・ファソのデドゥグでのフェスティバルにてダンサーがカラフルな衣装に身を包み後方へ宙返りしている場面をAnthony Papponeが鮮やかに撮影している。 タイトル・トラック"Mawa"はJoe Claussellが大歓声に合わせて踊っている姿を想像してしまいそうな忙しなくパーカッションが打ち付けられるアフロ・ハウス・トラックだ。ビルド・アップしていく展開は無いが、リスナーは粗大ゴミを用いたドラムとボーカルによる掛け声による祭典へと放り込まれる。"Flamingos"は今年聞いた中でも最も可愛らしいハウスの1つだ。BPM120でMo Koloursをやったかのようにスウィートなマリンバのリズムでスタートし、まもなく柔らかく発せられるベース音が加えられる。Bサイドの収録トラックは躍動し膨張するローエンドに重点が置かれており、"Ivory"と"Mantra"は共に心地いいのだが、Aサイドのような活気に欠けている("Ivory"のボーカル・サンプルは2分ほどすると素晴らしくなるのだが)。とは言え、Anchorsongの全音楽と同様、この2曲もライブで体験するのがベストだという印象を受ける。Yoshidaの器用なステージ上でパフォーマンスと今回彼のサウンドに起こったダンス・フロア仕様の進化を組み合わせれば、それはもう今後も注目する価値のあるアーティストということになるだろう。
  • Tracklist
      A1 Mawa A2 Flamingos B1 Ivory B2 Mantra