DJ Nature - Groovotica Collection 1

  • Share
  • DJ NatureとニューヨークのGolf Channel Recordingsは、ここ数年、実りの多い関係を築いている。ブリストル出身の彼がこのレーベルから発表する最新作である限定ボックスセットには、その豪華なパッケージングに記されている「ベースとグルーヴを通して、パーソナルに捉えた官能性」と、さらに、彼がどこかで語っていた「70年代のアダルト・ビデオのトラック」が表現されている。このボックスセットでは、3つのオリジナル・トラックと5つのエディット・トラックが2枚の12インチ上に展開されている。まず、オリジナル・トラックは"Gentle Persuasion"からスタートする。彼独特のジャジーさを持つ16分間に及ぶトラックでは、フリーフォームなサックスとキーボードが、ワウの効いたシンセ・パターンとパタパタと刻まれるボンゴに絡められている。"No Gimmicks"と"Let's Break The Rules"は共に短めのトラックだが、同様の領域を掘り下げており、前者は早いペースでジャズの旅が繰り広げられつつも、若干ではあるが、よりスペーシー感が増しており、後者はフルートとブーンと音を立てるパーカッションがエキサイティングにぶつかり合っている。 エディット・トラックも、多様性に富んだ素晴らしい内容で、中でもピックアップしたいのが、"Le Chat Et La Souris"と"Little Girl"だ。前者では、序盤にメロディアスで荒めのベースラインとディープなドラムが用いられ、その後、はじけるようなブラスとMajor Force風の雰囲気を持ったタッチが加えられている。後者のトラックは、素晴らしいディスコ・ソウルなエディットになっており、甘美な女性ボーカルとクラシックなディスコの伴奏を取り入れている。その後、喜びに満ちたスパニッシュ・ギターによる"A Call To Nature"、柔らかく吹き抜けるフルートの"Meth Dubbing"、そして、ついつい笑顔になってくるジャズ・トラック"East Side Lady"と続き、幕を閉じる。本作は、常に精力的なアーティストであるDJ Natureによる非常に魅力的なパッケージだ。
  • Tracklist
      A1 Gentle Persuasion B1 No Gimmicks B2 Let's Break The Rules C1 Le Chat Et La Souris (Edit) C2 A Call To Nature (Edit) D1 Little Girl (Edit) D2 Meth Dubbing (Edit) D3 East Side Lady (Edit)
RA