Luv Jam ‎- Quip22

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  • 傑出したコンピレーションとなった『Ten Years Of Phonica Compilation』をリリースしたPhonica Recordsの勢いは衰えることなく、Lub JamとProsumerをフィーチャーした素敵な12インチをサブレーベルPhonica Whiteから発表する。Luv JamことAndrew Coleは、We Play House、Tsuba、Rawaxといったレーベルからのリリースでその名を知らしめてきた。Phonica Whiteに彼が登場するのは今回が初めてではない。彼の前作「Mature Oak」は、このレーベルの黎明期のハイライトとなった作品である。 Prosumerによる"Quip22"のリミックスがA面に収録されており、図太いハウス・グルーヴが、ふわふわとしたシンセと共にやがてゆっくりとクライマックスを作り上げた後、その熱を鮮やかにクールダウンさせている。"Quip22"のオリジナル・バージョンでは、メランコリックに構築されたピアノとシンセ・ストリングスが、バウンシーなベースラインへと解かれていくという、予想外の展開へを見せている。"Synthe68"によって、本作は見事にバランスが取れていると言っていい。スネアが吹き荒れることによって、ロボットがスローモーションで会話を繰り広げ始める。90年代初期のサウンドスケープを彷彿とさせる控えめな個性によって、一瞬にして、どこかに飛んでいってしまうような感覚に陥ってしまう。まさにタイムレスなDJツールだ。
  • Tracklist
      A1 Quip22 (Prosumer Remix) B1 Quip22 B2 Synth68
RA