Mathias Kaden - Fin

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  • 今どきの方法、例えばDJ-KicksやLate Night Talesなど、ミックス・アルバムという存在が時代遅れのものにならないようにするための方法としてDJのエクスクルーシヴ・トラックを収録するという方法がある。そして、後にそのトラックを発表するのだ。ミックス・アルバム『Watergate 14』で用いられたMathias Madenのトラック"Fin"の場合、他にもミックスで使用された2つのトラックも配信リリースながらパッケージされている。しかし、1曲だけミックスで使用されていなかったトラックがある。Josh Winkによるリミックスだ。この点は最も興味を集めるところだろう。 リミックス以外のトラック3曲は特段攻めている感じが無い。Kadenの"Fin"はディープに轟くグルーヴの上にきらめくピアノを散りばめている。Christian Burkhardtによる"Under The Wheel"は気だるい雰囲気を持った坦々としたツール的なトラックであり、Rodriguez Jrの"Nausicâa"は冬の強風のように吹き荒れるシンセが特徴的だ。Winkについても同様、"Re-think"と名付けられた"Fin"のリミックスでは、オリジナルを下書きの状態まで削ぎ落としたかのような内容になっている。しかし、ベテラン・プロデューサーであるこのフィラデルフィア人はオリジナル・バージョンが持つ最も魅力的な部分、つまり力強く何度も繰り返されるピアノ・サウンドをそのままキープすることにしたようだ。この要素を中心に、自由にうねるアシッド・サウンドや短いブレイク部分を何度も挿入して多幸感を生み出すなど伝統的なWinkサウンドが構築されている。
  • Tracklist
      A Fin B Fin (Josh Wink Re-Think) Digital: Rodriguez Jr - Nausicâa Digital: Christian Burkhardt - Under The Wheel
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