Planetary Assault Systems - No Exit

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  • Luke SlaterはL.B. Dub Corp名義でリリース予定のLPで音楽の地平を更に押し広げようとしている一方、Planetary Assault Systemsでの最新作では、僕らがこの名義に期待する通りの「テクノらしいテクノ」を提供してくれている。いつも通り、彼のアプローチは活き活きとして同時に力強い。メインリフとモチーフがミキシングの妙により立ち上がっては消えていき、一見、不規則に感じるサウンドのバリエーションが用いられている。セルフレーベルMote Evolverからリリースとなる「No Exit」はPAS名義の最高峰だ。 隙間を多く含んだタイトルトラック"No Exit"では、アナログノイズと間違いない鳴りのドラムサウンドと共に繰り返し響き渡るベルを用い、ダンスフロアを限界を超えるほどの狂乱へと導く。本作では最もストレートなトラックだが、Bサイドの2曲は更に濃い部分へ深化としている。"Undertow"はピークタイムの使用にも向いているが、一筋縄ではいかないバイブスを持っており、平穏を掻き乱すかのようなブリープ音と頻繁に抜き差しされる鋭いシンバル、そしてメタリックなリードラインが曲中で唸りを上げている。EPの幕を閉じるのは"Nanendi"。レーザーを散弾しているかのようなサウンドは意識を深く引きずり込み、低い部分で鳴っているアンビエンスも相まって、気難しいテクノヘッズも悦びそうなトラックとなっている。曲の長さが約5分というのは、短い気がしないでもないが、「No Exit」に対して批判できるのはその点くらいだ。非常に強力な3つのトラックがPASによるさらに磨きのかかったスタイルによってまとめられた本作は、ここ最近でベストのEPの1つだ。
  • Tracklist
      A No Exit B1 Undertow B2 Nanendi
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