Various - Diggi-Dubbi-Tripp-Mixes

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  • この「Diggi-Dubbi-Tripp-Mixes」はもともとオーストラリアのThug Recordsからリリースされた作品だが、今回Sex Tags Maniaがライセンスして再リリースすることと相成った。レコードにはSex Tags流のグラフィティ・スタイルのアートワークがあしらわれ、Nick Anthony Simoncino、Mark RodgersそしてSex Tagsの共同オーナーDJ Sotofettによる3つのリミックスがフィーチャーされている。 Sex Tagsの宇宙観においてレゲエは常に重要なパートであり続けている。サブレーベルのAmfibiaからはDon PapaやKambo Super Soundによるさまざまなダブ7インチがリリースされており、そのサウンドはSotofettのDJセットでもしばしば聴くことができる。Sotofettのプロダクションはそのほとんどの部分でハウスやテクノをルーツにしていることは間違いないが、彼は過去のジャンルとのマッシュアップを決して恐れない。実際、彼がLive At Robert Johnsonに提供したリミックスでは、ダビーなハウスグルーヴにダンスホール調のシャウトを交えていたものだ。タイトルからも窺えるように、"Happy"の"Digi-Dubi-Trip-Mix Init!"ヴァージョンはデジタル・ダブとレゲエ、ハウスの要素を融合して10分間のストーナー・ジャムに仕立てたリミックスだ。Aサイド片面をまるまる使い、カシオトーンのリディム(クレジットにはロンドンの若手プロデューサーTapesとなる)とせり上がるようなサブベースの音圧が組み合わされている。 Bサイドにはさらに3ヴァージョンのリミックスが収録されている。まず、 Sotofettによる"L.I.S."の"Ona Dhug-Dropp Mix"はストレートなダブ・トラックで、Rodgersが唄う"love is strong"というヴォーカルがむせぶほどのピッチまでスローダウンされている。Sotofettによる短い"MIDI-Mix"はそのまま次の"Happy"の"Slow Jungle Trippin'"ヴァージョンへの導入となる。ここでも再びカシオトーンのスタブが使われ、ジャングルのレコードを33rpmでプレイしたかのようなドラムパターンとひしめき合っている。Sotofettらしいエキゾチックな仕上がりだ。
  • Tracklist
      A1 Nick Anthony Simoncino & Mark Rogers - Happy(DJ Sotofett Digi-Dubi-Trip-Mix Init!) B1 Nick Anthony Simoncino & Mark Rogers - L.I.S.(DJ Sotofett Ona Dhug-Dropp Mix) B2 DJ Sotofett - MIDI-Mix by DJ Sotofett B3 Nick Anthony Simoncino & Mark Rogers - Happy (DJ Sotofett Slow Jungle Trippin')
RA