- Chris BarkerとSi Murrayによるデュオ、Deep Space Orchestraは彼らの地元であるイングランド北西部で成熟したディープハウスを作り続けている。JimpsterのDelusions Of Grandeurや彼ら自身のUse Of Weaponsからリリースを重ねてきた彼らのゆるやかなサウンドの新たなホームがイースト・ロンドンのFly By Nightだ。"The 10 4 Rule"はかつてのDubtribe Soundsystemのようなロウで生々しいサウンドを彷彿とさせる。削ぎ落とされたベースがジャブを繰り出しているところに性急なアナログ・シンセが加わるとにわかに熱っぽく展開し、やがて再びスカスカなグルーヴへと戻って行く。Toby Tobiasによるリミックスはいかにもなメインルーム仕様で、メタリックなシンセ・スタブを加えた奇怪でアシッディックなグルーヴへと仕立て直している。
"Keshik"では美しくダビーなキーボードとフィジェット的なベースがせめぎ合い、その隙間をハンドクラップとコンガが埋めている。そのRiccioによるリミックスは賑やかなシンセのうねりにトリッピーさを落とし込み、わざと不調和なスネアとグルーヴを打ち込んでおり、まるで割れたスピーカーから出ているようなサウンドだ。
Tracklist 01. The 10 4 Rule (Original Mix)
02. The 10 4 Rule (Toby Tobias Acid-Tinged Remix)
03. Keshik (Original Mix)
04. Original Mix (Riccio Remix)